都道府県・市町村向け認知症施策推進計画策定の手引き (59 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/ninchi/index.html |
出典情報 | 都道府県・市町村向け認知症施策推進計画策定の手引き(4/30)《厚生労働省》 |
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にピアサポート活動の支援者から見た効果・活動の目的を説明)を実施している。
また、ピアサポート活動をより円滑かつ効果的に実施していくことを目的として、
1.
本手引きの要点
録ピアサポーター同士の交流(本人だけで集まり本人ミーティングを行い、本人同士
市町村認知症施策担当者、認知症地域支援推進員、若年性認知症コーディネーター、
を行い、新規ピアサポーターの紹介や活動事例の報告・共有等を行っている。
ピアサポーターは「同じ診断を受けた仲間を元気にしたい」等の思いのもと、ピア
サポートを通じて、「認知症は怖い病気ではない」、「認知症になっても出来ることはた
くさんある」という前向きなメッセージを伝えている。活動を通じて、地域も行政も「本
ながった、本人が明るくなったことで家族にもプラスの影響があった、行政は本人の
声を取り入れた事業を実施できた等の効果・成果が生じている。
(エ)認知症の人の発信を地域の社会参加の機会の創出につなげる
認知症希望大使など認知症の人の声が発信される機会の創出を促進する」と記載され
ています。これは、「認知症の人の社会参加の機会」と「認知症の人の声が発信される
機会」が密接に結びついていることを示しています。
本人ミーティングは、基本計画において「認知症の本人が集い、本人同士が主になっ
よい暮らし、暮らしやすい地域の在り方を一緒に話し合い、発信していく場」とされ
ています。本人ミーティングにはさまざまな形があり、行政としても幅広い活動の支
援を行うことが期待されます。本人ミーティングの目的には、例えば、認知症の人同
士が出会いつながること、自らの体験・希望や必要としていることを表すこと、一人
域づくりに参画すること等が挙げられます。行政が直接認知症の人の声を聴き、認知
症の人の想いや気持ちの理解を深めることも重要な目的の一つです。
認知症希望大使は「認知症を自らの言葉で語り、認知症になってからも希望を持っ
て前を向いて暮らすことができている姿等を積極的に発信する者。厚生労働大臣が任
3.3.
基本計画における
KPIの考え方
一人が生きがいをもってよりよく暮らしていくきっかけにすること、認知症の人が地
3.2.
基本
的施策ごとに
留意すべき点
て、自らの体験や希望、必要としていることを語り合い、自分たちのこれからのより
3.1.
施策
検討・
実施時の留意点
基本計画では、「認知症の人の社会参加機会の確保が進むよう、本人ミーティングや
3.
計画策定のポイント
人の声」を聞く機会が増えた、住む場所の違う本人同士が出会えた、本人の笑顔につ
2.
計画の意義・目的
認知症ピアサポート活動補助相談員等が参加する「認知症ピアサポート活動検討会」
命し、国が行う認知症の普及啓発活動への参加・協力や国際的な会合への参加等を行
う全国版希望大使と、都道府県知事が委嘱・任命等を行い、全国版希望大使と協働・
に根ざした活動を行う地域版希望大使がいる。」と説明されています。
本人ミーティングへの参加や認知症希望大使としての発信は、認知症の人の「社会
55
3.4.
参考資料
連携しながら、認知症の普及啓発活動や認知症サポーター養成講座への協力など地域