都道府県・市町村向け認知症施策推進計画策定の手引き (27 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/ninchi/index.html |
出典情報 | 都道府県・市町村向け認知症施策推進計画策定の手引き(4/30)《厚生労働省》 |
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ら、認知症の人とともに取り組むことの重要性を再認識しました。「認知症の人が周囲
にいない」「声を聴くことができない」といった声を耳にすることがありますが、認知
1.
本手引きの要点
・鳥取市の認知症施策は、認知症の人の声をもとに進めてきており、この度の鳥取市で
症に関する事業はもちろん、窓口対応や電話対応の場など、至る所に認知症の人の声
があると思っています。また、「計画策定のために声を聴く」のではなく、まずは認知
症の人の日々の暮らしの様子や、どんなことを大切にしているかなどを知ることが大
切です。住民一人ひとりの「暮らし」をもとにした対話の積み重ねが、身近な地域で・
そしてわがまちならではの取組の検討・実践につながり、基本法や国の基本計画にも
(鳥取県鳥取市福祉部長寿社会課
鳥取市中央包括支援センター
永松美起氏)
・認知症の人の暮らしには、買い物や交通などをはじめとしてさまざまな分野との関わ
りがあり、認知症施策は、認知症の人の声を起点に、医療や介護中心の取組から脱却
取組んでいくことが必要ではないでしょうか。日々、認知症の人が積極的に社会参加
をするその姿と周りの変化から “ 認知症施策はまちづくりである ” ということを教えて
もらっています。一人ひとりが個性と力を活かし合い、創意工夫によりまちづくりを
進めていく手段として、「計画策定が一つのきっかけ」になればと考えています。
認知症地域支援推進員
横山麻衣氏)
・専門職は日々認知症の人と出会っているため、認知症の人に出会う、声を聴くに際し
ては、まずは専門職に頼ってみてはいかがでしょうか。ただし、認知症の人と対話を
する場合には、話しやすい環境づくりや先入観の排除に努め、人と人とのフラットな
誰しもが戸惑うと思います。認知症の人は支えられる人ではなく、ともに暮らしてい
く仲間だということを念頭に、常に目の前の認知症の人の可能性に着目していくこと
が大切です。行政職員の皆様には、まずは肩の荷を下ろして自由にフラットに楽しく
過ごすことを意識してほしいと思います。
(医療法人静光園
白川病院医療連携室長
3.3.
基本計画における
KPIの考え方
関わり方を意識しなければなりません。突然訪ねて来られて、困りごとを聞かれたら
3.2.
基本
的施策ごとに
留意すべき点
(静岡県藤枝市健康福祉部地域包括ケア推進課
3.1.
施策
検討・
実施時の留意点
して、暮らしに関わる多くの分野の人たちとともに暮らしやすいまちづくりに向けて
3.
計画策定のポイント
掲げられている「地域の実情に即した計画」を創る一歩になると思います。
2.
計画の意義・目的
はあるのではないでしょうか。日頃の業務一つひとつに、認知症の人の声を聴く機会
猿渡進平氏)
参考資料
3.4.
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