都道府県・市町村向け認知症施策推進計画策定の手引き (18 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/ninchi/index.html |
出典情報 | 都道府県・市町村向け認知症施策推進計画策定の手引き(4/30)《厚生労働省》 |
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本手引きの要点
1.
側ではなく、ともに社会をつくる一員であり、認知症の人が活躍するチャンスや場が
より一層創出されることを期待しています。そして、各都道府県、各市町村において、
「私たちが住む地域の “ 新しい認知症観 ” はこういうものです」と掲げてほしいです。
計画の意義・目的
2.
設けることがあります。認知症や認知症の人に対する先入観は多くの人にあるかと思
いますが、活動のアンケートや意見交換では、「認知症の人がとても上手くお話をされ
ることに驚いた」「今までは認知症とは、何もわからない、できなくなることと思って
いたが、それが間違いであることに気付いた」といった意見が異口同音に挙げられます。
計画策定のポイント
これは一つの「新しい認知症観」の実感的理解ではないでしょうか。新しい認知症観
を広めていくには、とにかく認知症の人の話を聞く、一緒に過ごすということが非常
に重要であると思っています。
(公益社団法人認知症の人と家族の会代表理事
鎌田松代氏)
施策
検討・
実施時の留意点
・
「新しい認知症観」と言っても、中には「具体的なイメージが湧かない」という行政職
員の方もいらっしゃるかもしれません。鳥取市では、まず認知症の人を含めた多様な
立場の人とともに自分自身の暮らしについて考え、日々の暮らしの様子や経験、大切
にしていることを伝え合いました。認知症の人の声を起点に、大切にした暮らしにつ
いて対話を重ねるプロセスを経たことで、私自身を含めた皆が「新しい認知症観」の
基本
的施策ごとに
留意すべき点
3.2.
基本計画における
KPIの考え方
3.3.
戸上守氏)
・認知症の人と家族の会の活動では、認知症の人のお話を実際に聞いていただく機会を
3.
3.1.
(一般社団法人日本認知症本人ワーキンググループ理事
「実感的理解」に繋がったのだと思っています。今まで通りの方法を続けるだけでは、
まちは変わりません。「新しい認知症観」に立って、今あるものを見直し、小さなこと
から一歩ずつ改善していく、この道筋を具現化したものが基本計画だと思っています。
将来、自分たちが「認知症になっても大丈夫」と思えるような環境づくりに向けて、
取組をともに進めていきましょう。
(鳥取県鳥取市福祉部長寿社会課
鳥取市中央包括支援センター
永松美起氏)
・認知症の人と出会ってみて思うことは、
「認知症である」ということにとらわれるので
はなく、地域で生活をしている人と捉える方が、結果として認知症や認知症の人のこ
とが理解できる、ということです。認知症があってもなくても、その人自身や人とし
ての魅力を感じることができると思います。そしてそれが、「新しい認知症観」の実感
参考資料
3.4.
的理解への第一歩ではないかと考えています。
(長野県健康福祉部介護支援課計画係
14
蓮沼礼子氏)