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都道府県・市町村向け認知症施策推進計画策定の手引き (76 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/ninchi/index.html
出典情報 都道府県・市町村向け認知症施策推進計画策定の手引き(4/30)《厚生労働省》
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本手引きの要点

1.

ト医には以下の役割があると考えられることも踏まえ、地域の実情を鑑み、都道府県・
市町村・医師会が連携し、認知症サポート医の活動や役割を明確にし、地域の相談体制・
医療提供体制の強化につなげていくことが重要です。
〈認知症サポート医の主な役割〉

計画の意義・目的

2.

計画策定のポイント

3.

施策
 検討・
 実施時の留意点

3.1.

基本
 的施策ごとに
留意すべき点


3.2.

基本計画における
 KPIの考え方

3.3.

・地域包括支援センター等との連携による地域における認知症医療提供体制づくりへ
の協力
・認知症初期集中支援チームにおけるチーム員としての対応
・かかりつけ医等の認知症診断等に関する相談・アドバイザー役となるほか、他の認
知症サポート医との連携体制の構築
・地域における多職種・多機関連携体制の構築
・都道府県・指定都市医師会を単位とした、かかりつけ医等を対象とした認知症対応
力の向上を図るための研修の企画立案および講師対応
・地域住民等への啓発活動



なお、2018 年診療報酬改定により創設された認知症サポート指導料は、「地域にお
いて認知症患者に対する支援体制の確保に協力している認知症サポート医が、他の保
険医療機関から紹介された認知症の患者に対して、患者又は家族等の同意を得たうえ
で、患者又は家族等に文書を用いて療養上の指導を行うとともに、今後の療養方針に
ついて、紹介を受けた他の保険医療機関に対して文書にて助言を行った場合」に算定
するとされています。
【認知症サポート医の役割の明確化に関する取組事例】
●福井県:「地域功労サポート医」
認知症サポート医が、各地域において認知症の人への支援活動を実施している状況
を広く周知することによって、かかりつけ医に対する意欲喚起および地域連携等のさ
らなる発展が図られることを目的として、福井県では平成 29 年度より「認知症サポー
ト医活動報告制度」を実施。これは、県が行う認知症対応力向上研修等の講師や、市
町が設置する認知症初期集中支援チームへの参加等、サポート医としての活動をポイ
ントとして見える化したうえで定期的に評価するものであり、各活動について2カ年
度の実績が5ポイント以上の医師を独自に「地域功労サポート医」として認証している。
認知症サポート医が、各地域において認知症の人への支援活動を実施している状況

参考資料

3.4.

を広く周知することによって、かかりつけ医に対する意欲喚起および地域連携等のさ
らなる発展が期待されている。
認知症サポート医の負担にも配慮しつつ、検討してみましょう。
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