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保険局国民健康保険課説明資料 (77 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24135.html
出典情報 全国高齢者医療主管課(部)長及び国民健康保険主管課(部)長並びに後期高齢者医療広域連合事務局長会議(2022年3月2日開催 3/2)《厚生労働省》
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事例紹介(統一に向けた議論の進め方①)


令和3年度の国保運営方針の改定に向けて、各都道府県において、保険料水準の統一に向けた議論を進めていた
だいた。議論の進め方は、担当者レベルに加え、首長レベルで議論を行うことや、ロードマップにおいて課題を明
確化して議論を進めるなど、各都道府県において工夫して進めていただいている。



また、都道府県だけで議論を進めることなく、市町村の担当者も納付金制度を十分に理解した上で、統一の目的
や課題を一体となって議論できるよう、知識レベルを共通化することから始めている例もある。

市町村との議論の進め方の例
(納付金算定シミュレーションによる合意形成)


管内の市町村の特性(被保険者数が少ない、1人当たり給付費が高い等)を踏まえ、保険料水準の統一(医療費指数反映係数αの引

き下げ等)を行う場合、行わない場合について、財政影響を多数のシミュレーション結果を示して見える化すること等により、丁寧な
議論を行うことを通じて、統一の必要性に対する他の市町村の理解を促し、合意形成を図る。(北海道)
(首長レベルでの合意)


県担当者(部長・課長クラス)が管内市町村をまわり、首長レベルに説明を実施し、理念の共有を図ることで、まずトップレベル

で、総論としての合意形成を図る。(北海道、奈良県)


各首長が出席する市長会・町村会の定期的な会議の場に県として出席。県からの議題の一つとして保険料水準の統一について、知事

(副知事)が説明することで、総論的な合意形成を図る。
(市町村担当者の知識レベル底上げ)


連携会議の下部に専門部会を設け、担当者レベルで議論を実施し、各課題の解決方法の検討やロードマップの作成などを議論。(岡

山県等)


納付金算定及び保険料水準統一の議論を見据え、仮算定前に、市町村の担当者に対して、納付金についての知識が一定のレベルにな

るよう勉強会を実施。ワークシートを用いて納付金の計算を体験することで、算定の仕組みをより理解できるように工夫。(熊本県)

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