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保険局国民健康保険課説明資料 (156 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24135.html
出典情報 全国高齢者医療主管課(部)長及び国民健康保険主管課(部)長並びに後期高齢者医療広域連合事務局長会議(2022年3月2日開催 3/2)《厚生労働省》
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香川県
高松市
令和2年4月時点人口

KDBシステム等を使用したPDCAサイクルの効率的な展開を目指
した運動教室
424,993人

うち65歳以上高齢者人口

■ 事業目的
(現状、課題、目的等)
一人当たりの保険給付費が高い傾向にあり、県による分析結果から高血圧と
運動習慣がその要因と考えられた。そこで、データヘルス計画中間評価にあ
わせ、市独自の分析を行うことで、運動を中心とした生活習慣の改善や保険
給付費の抑制を目的に実施した。

118,329人(27.8%)

国保被保険者数

■ 先進的なポイント
①生活習慣病予防・オーラルフレイル予防の観点から保健事業と介護予防を一体
的に実施し、歯科関連データも活用したPDCAサイクルの土台づくり。
②地域特性・運動習慣データを取り入れたアプローチ。

■ 事業内容

■ 結果及び効果

(方法、実施体制、事業に関する写真や図等)
【分析方法】県の分析結果、クラウドツールの活用、市独自の分析により
運動習慣が健康寿命に与える影響を経年的に把握
・運動に影響する環境要因の可視化
・香川県の歯科問診項目の分析
・介護データ等の一体的な分析
【教室内容】特定保健指導のグループ支援の初回面接と最終支援の間に
運動プログラムを実施。グループ支援に参加しなくても参加可
・車で参加できる会場設定(参加ストレスを下げる)
・一定の運動強度を保った内容(達成感)
・個別性に配慮し、必要な支援サービスへ接続
・社会参加勧奨(社会福祉協議会等と連携)
・歯周病及びオーラルフレイル予防も追加

(医療費分析、アウトカム指標での評価等を含むこと)

歯周病の怖さ
がわかった。

歯と全身の関
係がわかった。

81,039人

【医療費分析】
医療費高額化、生活習慣病重症化、要介護における共通の課題は運動不足で
あった。さらに、県独自の歯科問診項目との分析から、運動習慣と口腔衛生の関
連を把握した。都市公園等面積(全国7位)、自動車保有台数(全国20位)、道路舗
装率(全国7位)等、自動車で移動できる環境が整っており、電車バス等の路線は
整っていない。交通事故が多く、歩行に影響を与える要因の一つである「交通安
全」の環境はない。
【アウトカム指標】
目標:教室参加者の運動に対する行動変容レベルが向上した人の割合
目標 80%
【その他】

結果 62.5% (2/28時点)

関係者と協議する上で、必要な1つのツールとして、保健医療科学院の先生の協
力のもと、課題と現状を整理するシートを使用した。シート作成に際し、各部署の
データを持ちより、協議を重ね作成することで、各部署の視点の入った市の課題が
見えるものとなり連携を深める意義がより明確となった。
新型コロナウイルス感染症の影響で参加者数を制限したため、対象者を最小限
に絞った対応を取らざるを得なかった。

■ 他の自治体が参考にできるポイント
①口腔ケアと生活習慣病予防・介護予防の一体的な実施
②部署横断的な連携

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