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最終評価報告書 第3章(Ⅰ~Ⅱ4) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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1.健康寿命の延伸と健康格差の縮⼩

背景
○ 「健康寿命の延伸」は健康⽇本 21(第⼆次)の中⼼課題である。我が国における⾼齢化の進
展及び疾病構造の変化を踏まえ、⽣活習慣病の予防及び社会⽣活を営むために必要な機能の
維持・向上等により、健康寿命(健康上の問題で⽇常⽣活が制限されることなく⽣活できる期間)
の延伸を実現することが重要である。健康寿命の定義については、客観性の強い「⽇常⽣活に制
限のない期間の平均」を主指標に、主観性の強い「⾃分が健康であると⾃覚している期間の平均」
を副指標としている 1)。
○ 平均寿命と健康寿命の差に着⽬し、平均寿命の延び以上に健康寿命を延ばす(不健康な状
態になる時点を遅らせる)ことを⽬指している。この差は、⽇常⽣活に制限のある「不健康な期間」
を意味する。疾病予防と健康増進、介護予防、社会環境の改善等によって、平均寿命と健康寿
命の差を短縮することができれば、個⼈の⽣活の質の低下を防ぎ、全ての国⺠が健やかで⼼豊かに
⽣活できる活⼒ある社会の実現に寄与するとともに、医療費や介護給付費等社会保障負担の軽
減も期待できる。
○ 健康格差とは、地域や社会経済状況の違いによる集団における健康状態の差と定義される。健
康⽇本 21(第⼆次)では地域格差に焦点を置き、⽇常⽣活に制限のない期間の平均の都道
府県格差の縮⼩を⽬指している。⾃治体の間での健康格差の実態を明らかにし、その縮⼩に向け
た取組を強化する際の指標としては、様々なものが考えられるが、最も重要な指標は健康寿命で
ある。各⾃治体にとって、健康寿命の格差の要因を把握・分析し、それを延ばす戦略を考えること
は、健康づくりを推進する上で重要である。

1 ⽬標項⽬の評価状況
評価
A ⽬標値に達した



B 現時点で⽬標値に達していないが、改善傾向にある



B* Bの中で⽬標年度までに
⽬標到達が危ぶまれるもの

(内0)

C 変わらない



D 悪化している



E 評価困難



1.健康寿命の延伸と健康格差の縮⼩

30

項⽬数

第3章 Ⅱ