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最終評価報告書 第3章(Ⅰ~Ⅱ4) (160 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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【今後の取組】
○ 教職員向けの指導書である「⾷に関する指導の⼿引」を活⽤した学校を中核とした家庭、地域で
の⾷育の取組を推進、児童⽣徒向けの⾷育教材を活⽤した学校における⾷育を推進する。
○ 厚⽣労働科学研究結果を踏まえ、各種基準改定や、現状把握に基づく、学校、家庭や地域へ
の普及啓発を推進する。
○ 科学的根拠に基づいた⼦どもの⽣活習慣の実態について、21 世紀出⽣児縦断調査やエコチル
調査(⼦どもの健康と環境に関する全国調査)等の、データが継続的に現状を把握して、対策と
その評価をすることが必要と考えられる。

<各⽬標項⽬に係る課題>
① 健康な⽣活習慣(栄養・⾷⽣活、運動)を有する⼦どもの割合の増加
ア 朝・昼・⼣の三⾷を必ず⾷べることに気をつけて⾷事をしている⼦どもの割合の増加
【今後の取組】
○ 引き続き、「早寝早起き朝ごはん」全国協議会と連携して、「早寝早起き朝ごはん」国⺠運動によ
り全国的な普及啓発を推進する。
○ 引き続き、「児童福祉施設における⾷事の提供ガイド」等を活⽤し、家庭や地域、児童福祉施
設等において、望ましい⾷習慣及び⽣活習慣の形成を図るための取組を推進する。
○ 世帯の経済状況は、⽇常の⾷品の⼊⼿、保護者の⼦どもの健康維持に適した量とバランスに関
する知識と関連していることが指摘されており、⼦どもの⾷⽣活に直結する要因として重要であること
から、栄養格差の縮⼩に向けた取組の検討が必要である。
イ 運動やスポーツを習慣的に⾏っていない⼦どもの割合の減少
○ ⼦どもの⼼の健康、ネット依存等の課題にどのように取り組むか検討する必要がある。
○ 健康の視点からのインターネットの活⽤やゲームの時間について⼦どもと⼀緒に考えて⾏動する必
要がある。
○ アウトメディア活動※2が、学校を中⼼に地域で⾏われるようになっているが、このような取組に期待
する。アウトメディア活動は地域全体での取組が効果的である。
【今後の取組】
○ 引き続き、全国体⼒・運動能⼒、運動習慣等調査

8)

を⾏い、実技調査・運動習慣等調査結

果を分析することで、各教育委員会・学校の⼦どもたちの体⼒向上に向けた取組の点検を促し、
取組改善を推進する。
○ 引き続き、指導内容・⽅法の研究や定着を⽬指し、⽣徒の⾃発的な⾏動につながる取組を実施
する。
○ 運動部活動の実施に当たっては、引き続き国が⽰したガイドラインに基づく適切な部活動を実現
するとともに、令和5(2023)年度以降から段階的に休⽇の部活動を学校から地域に移⾏し、
地域スポーツの中で、⼦どもたちが専⾨的な指導を受けながら、運動を実施できるよう環境整備を
※2

テレビ、ゲーム、スマホ等のメディアを使う時間を減らす取組
3.(2)次世代の健康

182

第3章 Ⅱ