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最終評価報告書 第3章(Ⅰ~Ⅱ4) (68 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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少、⼥性で 93.3 から 59.9 と 35.8%の減少を認めた。虚⾎性⼼疾患の年齢調整死亡率(⼈⼝
10 万⼈当たり)も、男性で 101.5 から 72.9 と 28.2%の減少、⼥性で 51.1 から 31.5 と 38.4%
減少しており、新しい基準⼈⼝を⽤いた年齢調整死亡率を⽤いて評価したとしても、当初予測してい
た減少率(脳⾎管疾患︓男性で 15.9%、⼥性で 8.3%、虚⾎性⼼疾患︓男性で 13.7%、⼥
性で 10.4%)を超えて低下を認めており、⽬標を達成している(A 評価)と評価できると考える。
② ⾼⾎圧の改善(収縮期⾎圧の平均値の低下)
本検討での年齢調整の基準⼈⼝は、平成 22(2010)年調査実施⼈数としており、年齢調整
は 40 歳〜49 歳、50 歳〜59 歳、60 歳〜69 歳、70 歳〜89 歳の4区分で実施している。男性、
⼥性ともに現時点で⽬標値には達していないが、改善傾向にある。男性は、平成 22(2010)年か
ら平成 27(2015)年までは減少したが、平成 28(2016)年から平成 30(2018)年までは
逆に増加傾向を⽰した。⼥性は、平成 22(2010)年から平成 30(2018)年までで⼀貫して減
少していた。男性については⽬標年度までの⽬標達成は厳しいと考えられた(図表Ⅱ-2-(2)4)。なお、評価に使⽤可能な直近の国⺠健康・栄養調査は令和元(2019)年度であるが、こ
の年から⾎圧計が⽔銀⾎圧計から電⼦圧⼒柱⾎圧計(ハイブリット⾎圧計)に変更されているため、
⾎圧の評価は平成 30(2018)年度までの調査結果を⽤いて実施した。(令和元(2019)年
に⽔銀を使⽤しない⾎圧計に変更したところ、平均値が2mmHg 程度低下した)
次に年齢階級別の収縮期⾎圧の推移も⽰した。年齢階級別の⼈数が少ないためここでは3年幅
の移動平均を⽰している。ただし令和元(2019)年は移動平均ではなく単年度平均で⽰している。
平成 22(2010)年からの推移は基本的に男⼥とも減少基調であるが、平成 29(2017)年と
平成 30(2018)年において、男性では、60 歳〜69 歳と 70 歳以上、⼥性では 70 歳以上でや
や増加する傾向を⽰した(図表Ⅱ-2-(2)-5)。
なお、本⽬標項⽬の指標は健康⽇本 21(第⼆次)が始まる前から継続してデータが収集されて
いるが、平成 12(2000)年から平成 30(2018)年までの 19 年間でみると、男⼥ともに有意に
低下している(図表Ⅱ-2-(2)-4)。

2.(2)循環器疾患

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第3章 Ⅱ