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最終評価報告書 第3章(Ⅰ~Ⅱ4) (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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○ 健康寿命の都道府県格差の縮⼩は、全ての都道府県で健康寿命が延伸するのと同時に、健康
寿命が短い県ほどより⼤きく延伸することによって達成されるべきである。都道府県格差の指標は最
も⻑い県と短い県の差だけでなく、都道府県全体の格差の縮⼩に関する指標も考慮する必要があ
る。
○ また、地域間格差のみでなく、保険者間格差や、所得・学歴・職業等の社会経済的要因による
集団間格差等も把握していく必要があると考える。
○ 国が実施している各種調査(国⺠⽣活基礎調査、国⺠健康・栄養調査、患者調査、介護給
付費実態調査等)について、各都道府県における⽣活習慣・健康状態・疾病・介護保険の利⽤
等に関する状況を⽐較できるように集計し、その結果を公表することが望ましい。

5 新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた今後の課題
○ 新型コロナウイルス感染症の流⾏下において、健康格差が拡⼤しているという懸念があり対策の
検討が必要である。
○ 健康寿命の延伸は、⽣活習慣病の予防及び社会⽣活を営むために必要な機能の維持・向上
等により達成を⽬指すものであるから、新型コロナウイルス感染症の流⾏下における各分野の動向
を注視していく必要がある。
○ 新型コロナウイルス感染症による死亡は、令和2(2020)年の平均寿命を、男性で 0.03 年、
⼥性で 0.02 年、短縮する⽅向に寄与したと考えられる(令和2(2020)年簡易⽣命表)24)。

<参考⽂献・URL>
1) 厚⽣科学審議会地域保健健康増進栄養部会・次期国⺠健康づくり運動プラン策定専⾨委員
会.健康⽇本 21(第⼆次)の推進に関する参考資料.平成 24(2012)年7⽉.
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/kenkounippon21_02.pdf
2) 厚⽣労働科学研究費補助⾦ 循環器疾患・糖尿病等⽣活習慣病対策総合研究事業「健康
寿命及び地域格差の要因分析と健康増進対策の効果検証に関する研究」(平成 28(2016)
年度〜平成 30(2018)年度、研究代表者 辻⼀郎)総括・分担研究報告書.
3) 厚⽣労働⾏政推進調査事業費補助⾦ 循環器疾患・糖尿病等⽣活習慣病対策総合研究
事業「健康⽇本 21(第⼆次)の総合的評価と次期健康づくり運動に向けた研究」(令和元
(2019)年度〜令和3(2021)年度、研究代表者 辻⼀郎)総括・分担研究報告書.
4) 厚⽣科学審議会地域保健健康増進栄養部会.第 16 回健康⽇本 21(第⼆次)推進専
⾨委員会 資料.令和3(2021)年 12 ⽉.
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22740.html
5) 厚⽣労働科学研究 健康寿命のページ(グループ代表 橋本修⼆).
http://toukei.umin.jp/kenkoujyumyou/
6) 厚⽣労働科学研究費補助⾦ 循環器疾患・糖尿病等⽣活習慣病対策総合研究事業「⽣活
習慣病予防活動・疾病管理による健康指標に及ぼす影響と医療費適正化効果に関する研究」
(平成 22(2010)年度〜平成 24(2012)年度、研究代表者 津下⼀代)地⽅⾃治体
1.健康寿命の延伸と健康格差の縮⼩

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第3章 Ⅱ