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最終評価報告書 第3章(Ⅰ~Ⅱ4) (109 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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<個別の各指標と特に関連する対策>
① 合併症(糖尿病腎症による年間新規透析導⼊患者数)の減少
③ ⾎糖コントロール指標におけるコントロール不良者の割合の減少(HbA1c が JDS 値 8.0%
(NGSP 値 8.4%)以上の者の割合の減少)
○ 透析導⼊のリスク低減を⽬的として、糖尿病、⾼⾎圧の改善の取組を実施した。
○ スマート・ライフ・プロジェクト

32)

では糖尿病腎症等重症化予防事業を⾏った市町村の表彰等

による好事例の横展開を図っている(第2回呉市)。
○ ⽇本健康会議の「健康なまち・職場づくり宣⾔ 2020」の宣⾔2においてかかりつけ医等と連携
して⽣活習慣病の重症化予防に取り組む⾃治体を 800 市町村、広域連合を 24 団体以上と
することを KPI(令和2(2020)年まで)とした。平成 29(2017)年は 654 市町村及び
14 広域連合、令和元(2019)年は、1,180 市町村及び 32 広域連合が取組を実施した。
(参考値︓令和2(2020)年には 1,292 市町村及び 45 広域連合が取組を実施。(令
和元(2019)年度より⽬標を 1,500 市町村、47 広域連合に上⽅修正。))
○ かかりつけ医等での糖尿病診療の質の向上のための取組が⽇本糖尿病学会を中⼼に全国的
に実施され、低⾎糖をおこしにくい新規の薬剤(DPP4阻害薬、SGLT2 阻害薬等)の処⽅割
合が増加した 47)。
○ 腎疾患政策研究事業、腎疾患実⽤化研究事業において、慢性腎臓病(CKD)対策として、
新規透析導⼊患者の減少を⽬指して、診療連携体制の構築や、CKD の病態解明や重症化
予防の研究を実施中である。
○ 糖尿病腎症も含めた腎疾患対策の更なる推進について、「腎疾患対策検討会」において報告
書を取りまとめた

48)

(平成 30(2018)年7⽉)。当該報告書を踏まえた、腎疾患対策の

取組の通知を、⾃治体や関係団体向けに発出した。
○ 糖尿病透析予防指導管理料の算定条件に、保険者による保健指導に協⼒する事項が追加
された。⽣活習慣病管理料の算定要件に眼科受診に関する事項が追加された(令和2
(2020)年4⽉診療報酬改定)。
【関係する研究】
○ 循環器疾患・糖尿病等⽣活習慣病対策実⽤化研究事業や腎疾患実⽤化研究事業におい
て、糖尿病や CKD の病態解明や重症化予防の研究を引き続き推進する。
○ 厚⽣労働省の戦略研究の⼀環として、「糖尿病合併症を抑制するための介⼊試験(JDOIT3︓Japan Diabetes Optimal Integrated Treatment study for 3 major risk
factors of cardiovascular diseases)」を実施、⻑期にわたる包括的な⾎糖、⾎圧、脂質
の管理、⽣活習慣改善により腎症をはじめとする糖尿病合併症の予防効果を⽰した。
○ 厚⽣労働科学研究で、糖尿病腎症重症化予防プログラム開発のための研究および効果検証
のための研究を実施(平成 28(2016)年度から平成 29(2017)年度まで及び平成 30
(2018)年度から令和2(2020)年度まで 研究代表者 津下⼀代

38)39)

)。厚⽣労

働省・経済産業省「予防・健康づくりに関する⼤規模実証事業(糖尿病性腎症重症化予防プ
2.(3)糖尿病

第3章 Ⅱ

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