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最終評価報告書 第3章(Ⅰ~Ⅱ4) (132 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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図表Ⅱ-2-(4)-6︓⽇本のCOPD死亡者数の推移(男⼥別)

資料︓厚⽣労働省「⼈⼝動態統計」より作図

4 今後の取組と課題
○ COPDの認知度は、ほぼ横ばいで推移しており、現状のままでは⽬標達成は困難な状況にあ
る。COPDの認知度向上は⼤きな課題であり、特にCOPDが「どんな病気か知っている」者の
増加が患者の受診⾏動を促す上でも意義がある。
○ 次期プラン策定に向けての課題として、COPD認知度の上昇だけではなく、年齢調整死亡率
の減少等の指標設定についても検討が必要である。
○ ⽬標達成に向け、喫煙が最⼤の発症要因であり、禁煙により発症予防が可能であることや早期
発⾒が重要であること等、普及啓発・認知度の向上に向けて取組を推進する。
○ 喫煙によるCOPDのリスクや正しい知識について、学校教育や、健診・保健指導、健康増進
事業における「慢性閉塞性肺疾患(COPD)健康教育」や「喫煙者個別健康教育」等を通
じて、あらゆる世代により⼀層の普及啓発を図っていく必要がある。
○ 加熱式たばこの普及に伴い、紙巻たばこと⽐較して加熱式たばこでは健康上の被害が遥かに少な
いとの誤解がある。加熱式たばこによっても肺の障害をきたすとする報告が相次いでおり、禁煙啓発
活動の中では紙巻たばこと同等に扱うべきである。
○ COPDは肺炎や肺がんの危険因⼦として重要であり、軽症であっても⾼齢者の肺の健康という
観点から重⼤な疾患であることを周知する。
○ COPD対策において重要となる、たばこ対策を推進していく。
○ 「スマート・ライフ・プロジェクト」2)において「禁煙」、「適度な運動」、「適切な⾷⽣活」、「健診・検
2.(4)COPD

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第3章 Ⅱ