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最終評価報告書 第3章(Ⅰ~Ⅱ4) (173 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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⑥ ⾼齢者の社会参加の促進(就業⼜は何らかの地域活動をしている⾼齢者の割合の増加)
平成 30(2018)年9⽉の「健康⽇本 21(第⼆次)」中間評価報告書では、⾼齢者の社会
参加の割合は、ベースライン値の 59.0%(男性 63.6%、⼥性 55.2%)から平成 28(2016)
年の中間評価値 58.3%(男性 62.4%、⼥性 55.0%)にかけて横ばいであるとされ、⾼齢者の
社会参加に関して、効果評価に必要な参加者の割合の把握及び評価の必要性があるとした。本指
標は、国⺠健康・栄養調査の⼤規模調査年に調査されていたが、新型コロナウイルス感染症の影響
で平成 28(2016)年以降国⺠健康・栄養調査の⼤規模調査が実施されていないことから最終評
価時点では評価困難となっている(図表Ⅱ-3-(3)-9)。
中間評価以降の⾼齢者の社会参加の促進を表す調査としては、社会参加が進んでいることを⽰
唆する調査結果が、内閣府の令和2年度⾼齢社会⽩書5)に⽰されている。⾼齢社会⽩書による
と、60 歳以上の⼈の社会参加活動は、「特に活動していない」の割合が平成 28(2016)年度の
69.9%と⽐較して、令和元(2019)年度は 63.3%であり、6.6%ポイント低下していることがわか
る。この低下割合を年齢階級別にみると、75 歳以上(7.7%ポイント)、60〜64 歳(7.6%ポイ
ント)、65〜74 歳(6.4%ポイント)の順に低下の割合が多く、後期⾼齢者において、特に活動し
ていない⼈が減った割合が多かった(図表Ⅱ-3-(3)-10)。以上のように活動していない⼈が減っ
ていることから、社会参加を⾏う⾼齢者が増え、活動を継続できている可能性があり、参考指標を B
と判定した。
図表Ⅱ-3-(3)-9︓⾼齢者の社会参加の状況の推移
図表9­1︓男性

図表9­2︓⼥性

資料︓厚⽣労働省「国⺠健康・栄養調査」

3.(3)⾼齢者の健康

第3章 Ⅱ

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