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最終評価報告書 第3章(Ⅰ~Ⅱ4) (65 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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(2)循環器疾患

背景
○ 循環器疾患(この章では脳⾎管疾患と⼼疾患を合わせて循環器疾患と定義している)※1は、
悪性新⽣物(がん等)に次いで⽇本⼈の主要死因の⼤きな⼀⾓を占めており、平成 30
(2018)年の⼈⼝動態統計によると、⼼疾患は死亡原因の第2位、脳⾎管疾患は第4位で
あり、両者を合わせると、悪性新⽣物(がん)に迫り、年間 31 万⼈以上の国⺠が亡くなっている。
また「2019 年 国⺠⽣活基礎調査」によると、介護が必要となった主な原因の⼀つである(要介
護の原因の 20.6%を占めている)。
○ 循環器疾患の予防は基本的には危険因⼦の管理であり、国際的に確⽴している危険因⼦とし
ては、制御できない性、年齢を除くと、⾼⾎圧、脂質異常症(特に⾼LDLコレステロール⾎
症)、喫煙、糖尿病の4つがある。循環器疾患の予防はこれらの危険因⼦の管理が中⼼となるた
め、それぞれの改善を図り、その結果として循環器疾患の予防対策を進めていくという視点で健康
⽇本 21、健康⽇本 21(第⼆次)が展開されてきた。健康⽇本 21 ではこれらのうち喫煙以外
の3つを指標としていたが、健康⽇本 21(第⼆次)ではこれら4つの全てを指標としていた。この
うち喫煙はほぼあらゆる疾患の発症リスクを⾼めるため独⽴した領域で評価され、糖尿病は循環器
疾患以外の独⾃の合併症(細⼩⾎管障害等)があるため、これも独⽴した領域で評価されてい
る。そのためここでは4つの主要危険因⼦のうち、⾼⾎圧と脂質異常症(⾼コレステロール⾎症)
について評価し、これらと喫煙と糖尿病の推移を参考にしながら循環器疾患の年齢調整死亡率等
の評価を⾏った。

1 ⽬標項⽬の評価状況
評価
A ⽬標値に達した



B 現時点で⽬標値に達していないが、改善傾向にある



B*

Bの中で⽬標年度までに
⽬標到達が危ぶまれるもの

※1

項⽬数

(内2)

C 変わらない



D 悪化している



E 評価困難



健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、⼼臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法では、

脳卒中、⼼臓病その他の循環器病を「循環器病」としている。
2.(2)循環器疾患

第3章 Ⅱ

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