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最終評価報告書 第3章(Ⅰ~Ⅱ4) (48 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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が削除され、「男⼥とも対策型検診で⾏われている全てのがん種において、がん検診の受診率の⽬
標値を 50%とする。」とされるとともに、「精密検査受診率の⽬標値を 90%とする。」という新たな
⽬標が追加された。
○ がんの早期発⾒を⽬的として、検診受診率 50%の達成を⽬指し、具体的には、以下の取組を
⾏った。
● 検診受診率向上キャンペーン。
● 企業との連携促進。
● 市町村における科学的根拠に基づくがん検診の実施及び精度管理等に係る体制整備の推進。
● 「がん対策推進企業等連携事業」による、職域のがん検診における普及啓発及び精度管理の
推進等の取組を実施。
● ナッジ理論に基づいた好事例を紹介した「受診率向上施策ハンドブック第2版」の公表等を実
施。
● 厚⽣労働省・経済産業省「予防・健康づくりに関する⼤規模実証事業」内の「がん検診のアク
セシビリティ向上策等の実証事業」(令和2(2020)年度〜令和4(2022)年度)に
おいて、効果的な受診率向上策を検証中。
● がん検診の実施効果を⾼めるため、「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」
(以下「指針」という。)内の、がん検診の受診対象者について、受診を特に推奨する者につ
いて明⽰。
○ 住⺠検診の受診率の市区町村で⽐較可能な受診率の指標の確⽴。
● 住⺠検診において、職域検診受診者の割合の影響を取り除き、⾃治体間の受診率を⽐較可
能にするために、対象者を国⺠健康保険被保険者に絞って算定する⼿法を平成 30 年から追
加。
○ 令和元(2019)年5⽉に策定された健康寿命延伸プランにそって下記の取組を推進。
● ナッジ理論等を活⽤した健診・検診受診勧奨。
● 保険者インセンティブの強化。
○ 新たなステージに⼊ったがん検診の総合⽀援事業を推進。
● がん検診の受診対象者に対する個別受診勧奨(コール)・個別受診再勧奨(リコール)の
推進(コールは約8割、リコールは約5割の⾃治体で実施され、いずれの実施割合も増加傾
向)。
● ⼦宮頸がん検診・乳がん検診の受診クーポン券の配布等。

<がん検診に関連する取組>
○ がん検診の精度管理について
● 都道府県は、指針に⽰される5つのがんについて、指針に基づかない⽅法でがん検診を⾏って
いる市町村の現状を把握し、必要な働きかけを⾏う。その際に⽣活習慣病検診等管理指導
協議会の⼀層の活⽤を図ることを進めている。
● 精密検査未受診者への郵送や電話等による個別受診再勧奨の取組が、⾃治体において⾏
2.(1)がん

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第3章 Ⅱ