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最終評価報告書 第3章(Ⅰ~Ⅱ4) (75 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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○ ⽇本循環器学会は、平成 16(2004)年から循環器疾患診療実態調査(JROAD︓
The Japanese Registry Of All cardiac and vascular Diseases)として、施設概要(循
環器医療の供給度)と検査や治療の実施状況(循環器医療の必要度)を把握しており、
JROAD施設のうちDPC対象施設においては、DPCデータの分析も⾏っている。この事業
のデータセンターと事務局は平成 25(2013)年度から国⽴循環器病研究センターに設置され、
学会との共同研究を推進している。
○ 「⽇本脳卒中データバンク」は、国内の 130 施設(令和3(2021)年1⽉現在)が参加す
る脳卒中患者の登録事業で、平成 11(1999)年から実施されている。平成 27(2015)年
4⽉より、公益社団法⼈⽇本脳卒中協会から国⽴循環器病研究センターに運営業務が移管さ
れた。疾患の実態や診療のベンチマークになるような登録事業である。
○ ⽇本脳卒中協会は、平成 17(2005)年に社団法⼈として設⽴され、(平成 24(2012)
年から公益社団法⼈)、脳卒中に関する正しい知識の普及及び社会啓発によって新たな脳卒中
発症の減少に寄与すると同時に、脳卒中患者・家族に対する情報提供、⾃⽴のための⽀援を促
進する事業を継続している。
○ 令和3(2021)年に⼀般社団法⼈⽇本循環器協会が設⽴され、循環器病の予防や治療に
関する普及啓発等、基本法の実現に向けた活動を開始した。
○ 平成 27(2015)年に脳・⼼⾎管疾患の危険因⼦の予防、治療と関連した 11 学会(⽇本
内科学会、⽇本疫学会、⽇本⾼⾎圧学会、⽇本糖尿病学会、⽇本循環器学会、⽇本腎臓学
会、⽇本体⼒医学会、⽇本動脈硬化学会、⽇本脳卒中学会、⽇本肥満学会、⽇本⽼年医学
会)が共同して、「脳⼼⾎管病予防に関する包括的リスク管理チャート 2015」を作成し、個別で
はなく包括的な危険因⼦管理の必要性を提起した(現在、令和元(2019)年版が公開されて
いる)。
○ ⽇本⾼⾎圧学会は、令和元(2019)年に「⾼⾎圧治療ガイドライン 2019」を公表し、⾼⾎圧
の診断基準や降圧⽬標値等をアップデートした。また令和元(2019)年から「⾼⾎圧ゼロのまち
づくり」モデルタウンの募集を⾏った。
○ ⽇本動脈硬化学会は、平成 29(2017)年に「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2017 年
版」を公表し、LDLコレステロールのスクリーニング基準と管理⽬標値を⽰している。また令和4
(2022)年にガイドラインを改訂し、「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2022 年版」を公表した。
【循環器疾患の危険因⼦の管理に関する取組】
○ 厚⽣労働省の⽣活習慣病予防のための健康情報サイト「e-ヘルスネット」5)等を通じた普及啓
発を実施している。
○ スマート・ライフ・プロジェクト

6)

により、関係企業・団体を通じて、「適度な運動」、「適切な⾷⽣

活」、「禁煙」と「健診・検診の受診」の普及を推進している。
[喫煙対策](詳細は喫煙領域に記載)
● 喫煙に関して、「禁煙⽀援マニュアル(第⼆版)増補改訂版」の策定(平成 30(2018)
年5⽉)や禁煙週間におけるイベント等の開催、「たばこ対策促進事業」等を実施。
2.(2)循環器疾患

第3章 Ⅱ

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