よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


最終評価報告書 第3章(Ⅰ~Ⅱ4) (115 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

図表Ⅱ-2-(3)-35︓肥満者(BMI≧25 ㎏/m²)の割合の年次推移
(男⼥別、20 歳以上)

(%)
50

肥満者の割合

40
30
20

図表 35ー2︓年齢調整後
男性

⼥性

33.0
31.3 30.7 32.2
30.5 30.4 30.3
29.1 28.6 28.7 29.5

21.9 21.9
20.8 21.1 21.5 19.4 20.3 21.3 19.2 20.6

22.3

10

男性

(%)
50
40

肥満者の割合

図表 35ー1︓年齢調整前

30
20

30.1 29.9 30.1
19.5 19.5 20.2

28.4 28.4 28.3

⼥性

31.6 32.6
29.8 31.1 30.9

19.8
19.0 19.4 19.6 19.9
18.1 18.8
17.4

10

0
21

22

23

24

25

26

27

28

29

平成

30

1 (年)

0
21

令和

22

23

24

25 26
平成

27

28

29

30

1 (年)
令和

資料︓厚⽣労働省「国⺠健康・栄養調査」
近年サルコペニア※1、フレイル※2、やせ、低栄養等の対策の重要性にも注⽬が集まっており、⽣
活習慣病等の慢性疾患の発症予防・重症化予防に加え、フレイルや低栄養防⽌等の⼼⾝機能の
低下に伴う疾病の予防・改善に着⽬した対策も求められている。肥満ややせ等、個⼈の状態にあっ
た適切な情報発信が必要である。
また特定健康診査第3期より保健指導の弾⼒化が進められているが、改めてメタボリックシンドロ
ーム対策を検討すべきと考えられる。どの対象者にどのメッセージを出すべきかを⼗分に配慮する必要
がある。
⑥ 特定健康診査・特定保健指導の実施率向上(循環器領域と共通の⽬標項⽬)
本⽬標項⽬の評価結果は「B* 現時点で⽬標値に達していないが、改善傾向にある(⽬標年
度までに⽬標到達が危ぶまれる)」であった。
この指標については、⾃治体、保険者、関係機関は努⼒により向上しているが、⽬標には到達し
ていない。実施率向上には受診⽅法の改善(集合契約等の広がり)、保険者間の協⼒、啓発や
通知の⼯夫(ナッジ)、メディアによる周知広報活動等様々な⼿法を⽤いて向上策を図ってきた。
実施率には保険者格差がみられるが、保険者インセンティブ制度等により保険者の取組の推進を
図っている。

※1

加齢に伴い筋⾁の量が減少していく現象。

※2

フレイルは、要介護状態に⾄る前段階として位置づけられるが、⾝体的脆弱性のみならず精神・
⼼理的脆弱性や社会的脆弱性などの多⾯的な問題を抱えやすく、⾃⽴障害や死亡を含む健康
障害を招きやすいハイリスク状態を意味する。
2.(3)糖尿病

第3章 Ⅱ

137