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最終評価報告書 第3章(Ⅰ~Ⅱ4) (126 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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(4)COPD

背景
○ COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)は主として喫煙等の有害物質を
⻑期に吸⼊曝露することにより⽣ずる咳、痰、息切れを特徴とする肺疾患であり、主に⾼齢者に発
症する。COPDの病態は肺気腫病変と気道病変が様々に混合して起こる。
○ 平成 16(2004)年に発表された NICE study によると、無作為に抽出された⼀般住⺠調査
による⼤規模な疫学調査で 40 歳以上の⽇本⼈のCOPD有病率は 8.6%であり、40 歳以上
の約 530 万⼈、70 歳以上の約 210 万⼈が罹患していると推定された。
○ ⼀⽅、厚⽣労働省の患者調査によれば、COPD患者数は健康⽇本 21(第⼆次)が始ま
る平成 24(2012)年当時は 20 数万⼈前後で推移しており、この患者数推計格差から多くの
診断されていないCOPD患者の存在が推定された。また、平成 24(2012)年当時、年間の
COPD死亡数は約 16,000 ⼈であり、死亡原因として全体の9位、男性では8位であった。
⾼齢者⼈⼝の増加によりこの死亡数も年々増加していくものと予想された。
○ 以上の背景から健康⽇本 21(第⼆次)において、主に喫煙者の⽣活習慣病の⼀つとして
COPDが取り上げられた。⼀般市⺠の認知率を⾼めることを通して、早期発⾒、早期治療介⼊
に結び付け、その結果として健康寿命の延伸、COPD死亡数の減少に寄与するものと期待され
た。

1 ⽬標項⽬の評価状況
評価
A ⽬標値に達した



B 現時点で⽬標値に達していないが、改善傾向にある



B* Bの中で⽬標年度までに
⽬標到達が危ぶまれるもの



C 変わらない



D 悪化している



E 評価困難


⽬標項⽬

① COPDの認知度の向上

第3章 Ⅱ

評価
C

2.(4)COPD

148

項⽬数