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最終評価報告書 第3章(Ⅰ~Ⅱ4) (118 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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○ 「糖尿病重症化・合併症発症予防のための地域における診療連携体制の推進に資する事業」
を更に推進する。
○ 厚⽣労働科学研究で、(糖尿病学会・⽇本医師会)⼤規模糖尿病診療データベースの構
築(J-DREAMS57)、J-DOME58))を⽤いた研究を実施する。
② 治療継続者の割合の増加
○ 治療継続者の割合は、策定時より増加が認められない。⽬標達成に向け、治療継続の推奨や
受診勧奨等の取組を更に推進する。
○ データヘルス計画

59)

等に基づき、適切な治療を継続できるよう取り組む保険者もあり、保険者

が⾏う⽣活習慣病等の重症化予防や未治療・治療中断者に対する受診勧奨等の取組につい
て⽀援を継続予定である。
③ ⾎糖コントロール指標におけるコントロール不良者の割合の減少
○ ⾎糖コントロール指標におけるコントロール不良者の割合の減少は、⽬標を達成しているが、引
き続き関連する取組を推進する。
○ ⽇本糖尿病学会ガイドラインと整合を取り、本指標について HbA1c≧8.0%の減少へと、更に
⽬標を厳しくしていくことが重要である。⽇本糖尿病学会・⽇本⽼年医学会合同委員会において、
75 歳以上⾼齢者もしくは⼿段的 ADL が低下した者、軽度認知症者におけるコントロール⽬標
値として、SU 剤・インスリン等重症低⾎糖が危惧される薬剤使⽤中の⾼齢者におけるコントロー
ル⽬標は、8.0%未満、下限値は 7.0%している

60)

ことを考慮しても、「8.0%以上の者を減ら

す」⽬標を設定するのは妥当と考えられる。
○ データヘルス計画等に基づき、糖尿病等のコントロール不良者への保健事業に取り組む保険者
もみられ、保険者が⾏う⽣活習慣病等の重症化予防等の取組について⽀援を継続予定である。
○ メタボリックシンドローム該当率、特定健康診査・特定保健指導実施率には⾃治体や保険者で
差が⽣じていることから、⾏政、保険者、関係団体が連携した取組推進が求められる。
○ 治療と仕事の両⽴⽀援、コントロールが安定した患者へのオンライン診療の普及等により、治療
中断を防ぐことが⼤切である。
【発症予防に係る⽬標項⽬】
④ 糖尿病有病者の増加の抑制
⑤ メタボリックシンドローム該当者及び予備群の減少(循環器領域と共通の⽬標項⽬)
⑥ 特定健康診査・特定保健指導の実施率の向上(循環器領域と共通の⽬標項⽬)
○ 糖尿病有病者数、メタボリックシンドロームの該当者・予備群者の減少を⽬指し、更なる取組を
推進していく必要がある。
○ 保険者種別に⾒て、健診受診率・保健指導実施率、メタボリックシンドロームの該当者・予備
群割合等に差がみられたことより、特に中⼩規模事業所の加⼊する保険者における取組の強化
を検討する必要がある。地域・職域連携の推進、糖尿病の治療と仕事の両⽴⽀援、健康経営
2.(3)糖尿病

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第3章 Ⅱ