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最終評価報告書 第3章(Ⅰ~Ⅱ4) (194 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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④ 健康づくりに関して⾝近で専⾨的な⽀援・相談が受けられる⺠間団体の活動拠点数の増加
【指標設定の背景】
地域住⺠の健康・栄養に関して専⾨的な⽀援・相談が受けられる⺠間ベースの活動拠点として、
地域住⺠のための⾷⽣活⽀援活動の拠点である栄養ケア・ステーションや地域住⺠にとって⾝近な医
療提供施設である薬局があるが、これらについては、地域における健康づくり⽀援等の機能が充実し
てきている。こうした地域住⺠が⾝近で専⾨的な⽀援・相談が受けられる拠点を、⺠間ベースで増や
していくことは、住⺠のニーズに応じた健康づくりを進めるに当たって効果を発揮していくものと思われる。
そこで、「健康づくりに関して⾝近で専⾨的な⽀援・相談が受けられる⺠間団体の活動拠点数の増加」
を指標することとした。
健康⽇本 21(第⼆次)策定時の平成 24(2012)年2⽉時点で、地域住⺠に対して専⾨
的な知識・技術をもとに栄養⽀援を⾏う栄養ケア・ステーション(社団法⼈⽇本栄養⼠会)、地域
住⺠の健康⽀援・相談等を⾏い、その旨を積極的に地域住⺠に周知している薬局(公益社団法
⼈⽇本薬剤師会)として、各団体から報告を受けた数の合計は 7,134 であったことから、この値をベ
ースラインの参考値とし、多様な⺠間団体による活動拠点が拡⼤していくことを⽬指し、ベースラインの
2倍となる 15,000 を⽬標とした。
なお、計画開始後も同指標で本⽬標項⽬のデータを把握することとし、中間評価時点からは、⼦
育て・⼥性健康⽀援センターも集計対象とした。
【今回の評価】
○ 本⽬標項⽬の評価指標は、地域住⺠の健康⽀援・相談等を⾏い、その旨を積極的に地域住⺠
に周知している薬局(公益社団法⼈⽇本薬剤師会)の数、地域住⺠に対して専⾨的な知識・
技術をもとに栄養⽀援を⾏う栄養ケア・ステーション(公益社団法⼈⽇本栄養⼠会)の数、及び
助産師により、妊娠・出産・⼦育てをはじめ、思春期、更年期、不妊の悩み等幅広く対応している
⼦育て・⼥性健康⽀援センターの数を合計して把握しており、中間評価時点では改善していた
(図表Ⅱ-4-5)。
○ 集計対象の1つである地域住⺠の健康⽀援・相談等を⾏い、その旨を積極的に地域住⺠に周
知している薬局の数は、平成 27(2015)年 10 ⽉時点で 13,115 であり、策定時の 7,087 か
ら約2倍となっていたが、平成 28(2016)年以降はデータが把握されていない。
○ 健康サポート薬局が本項⽬の評価の参考となると考えられるが、健康サポート薬局の届出数は平
成 28(2016)年の制度開始から経年的に増加しており、令和3(2021)年 12 ⽉末時点
で 2,842 件となっている。
○ 地域住⺠に対して専⾨的な知識・技術を基に栄養⽀援を⾏う栄養ケア・ステーションの数は、令
和3(2021)年4⽉1⽇時点で 356 であり、策定時の 47 から約 7.5 倍となっている。
○ ⼦育て・⼥性健康⽀援センターも「健康づくりに関して⾝近で専⾨的な⽀援・相談が受けられる
⺠間団体の活動拠点」として、中間評価時点で新たに集計対象となった(活動拠点数 47)。
○ 集計対象であった薬局数が最終評価時点で把握できなくなっていたことから、本⽬標項⽬は「E
評価困難」と評価される。
4. 健康を⽀え、守るための社会環境の整備

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第3章 Ⅱ