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資料2-3 令和6年度財務諸表 (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59915.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 医療・福祉WG(第39回 7/29)《厚生労働省》
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運用にあたっては、運用先金融機関の財務状況や格付状況等について定期的に確認するとと
もに、金融機関毎に格付と資本額に応じた運用限度額を設定し、特定の金融機関に過度に運
用資産が集中しないようリスクの軽減を図るための措置を講じております。
○ ハンセン病元患者家族補償金支払等勘定
当該勘定が保有する金融資産は、主として長期預り交付金に係る預金等であり、これらの
運用にあたっては、運用先金融機関の財務状況や格付状況等について定期的に確認するとと
もに、金融機関毎に格付と資本額に応じた運用限度額を設定し、特定の金融機関に過度に運
用資産が集中しないようリスクの軽減を図るための措置を講じております。
ウ 金融商品に係るリスク管理体制
○ 一般勘定
(ⅰ)信用リスクの管理
令和2年度以降、新型コロナ対応支援資金により変化したポートフォリオに対して、リス
クの分析・評価を通じて必要な対応を実施し、信用リスク分科会(ガバナンス委員会の分
科会)において審議等を行っております。
経営悪化の未然防止の観点から、リスク管理債権化するおそれのある貸付先の抽出と定
期的なモニタリングの実施、リスク管理債権化した貸付先に対する支援を実施しておりま
す。また、貸付先の増加に対応する観点から、自己査定支援システムの整備、人員の配置
を含めた組織の見直し及び外部委託の実施等により債権管理体制の強化に取り組んでお
ります。
(ⅱ)市場リスクの管理
ALMの手法による計測・分析を活用し、金利変動等により生じる貸付の期間と資金調
達の期間構成の不一致を極小化するよう管理を行っております。
(ⅲ)流動性リスクの管理
資金不足が生じないよう、日々の貸付実行・回収の予定を精査し、資金繰りを厳正に管
理しております。
また、資金調達は、財政融資資金及び債券発行といった長期的かつ安定的な調達手段に
加えて、複数の民間金融機関からの短期借入金を活用しております。債券発行にあたって
は、適切な発行条件で資金調達できるよう、起債動向及び市場環境の把握等管理を行って
おります。
○ 保険勘定
(ⅰ)信用リスクの管理
信用状況については、主に、保険契約者である生命保険会社各社の毎事業年度の決算報
告、四半期毎のソルベンシーマージン比率、発行体格付、財務格付等のモニタリングを実
施しております。
また、あわせて、外部有識者からなる心身障害者扶養保険事業財務状況検討会で審議い
ただき、議事要旨はガバナンス委員会へ報告しております。
(ⅱ)市場リスクの管理
運用資産の過去の市場の動向等を把握・分析のうえ、収益とリスクを考慮した基本ポー
トフォリオの構成割合を決定しております。また、目標利回りに対し運用利回りが低下等
することにより心身障害者扶養保険責任準備金が不足するリスクを管理するため、心身障
害者扶養保険資産運用委員会で審議いただき、議事要旨をガバナンス委員会へ報告し、必
要に応じてリバランス等の措置を講じております。
(ⅲ)流動性リスクの管理
保険金、特例保険金の収入予定額及び年金給付保険金の支出予定額等を把握し、資金繰
りを管理する中、遅滞なく年金給付保険金の支払いができるよう、必要に応じて長期運用
資産の一部を短期資産に振り替えております。

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