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資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)[1.9MB] (360 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_39491.html
出典情報 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第101回 4/15)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第1回 4/15)(合同開催)《厚生労働省》
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しかし、治療への反応は乏しく病状は進行し、1 週間後に 2 回目のステ
ロイドパルス療法を行ったが改善が見られなかった。

2023/11/12、患者は、死亡退院となった。

2023/11/12

18:01、患者は死亡した。

2023/11/12(ワクチン接種 25 日後)、事象(間質性肺炎、薬剤性肺障
害、肺血栓塞栓症、急性呼吸不全)の転帰は死亡であった。他の全ての
事象の転帰は不明であった。

死亡時画像診断、剖検は実施されなかった(「身体全部を連れて帰りた
い」という気持ちが強いとの、遺族の意思)。

呼吸不全、肺炎の重篤性基準は、死亡となった。

ワクチンと呼吸不全、肺炎との因果関係は、はいであった。他の要因
(他の疾患など)の可能性はなかった。

【報告医師のコメント】

ADL 自立し肺疾患を指摘されたことのない方がワクチン接種後夜から発
熱あり翌日に急性呼吸不全を呈し、救急搬送された事例であった。搬送
時の胸部 CT では両肺びまん性にすりガラス影が見られ、急性発症の間質
性肺炎が疑われた。市中肺炎・非定型肺炎も考慮した抗菌薬投与に反応
はなかった。自己免疫疾患を示唆する身体所見や血清学的検査陽性所見
も認めなかった。血栓症の存在がいつからかが不明であるが、肺血栓塞
栓症を合併した薬剤性肺障害と、ワクチンとの関連は否定できず、報告
した。

医師の死因に対する考察とコメント(判断根拠を含む):間質性肺炎
(薬剤性肺障害の疑いと肺塞栓症)、ワクチン接種直後の急性呼吸不
全。他鑑別疾患除外し、薬物性が最も疑わしいと判断した。

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