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資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)[1.9MB] (271 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_39491.html
出典情報 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第101回 4/15)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第1回 4/15)(合同開催)《厚生労働省》
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った。血栓/塞栓症の所見が疑われた。部位と所見詳細:左室下後壁領域
に壁運動低下あり、冠動脈疾患(血栓閉塞の可能性あり)が疑われた。

2023/11/08 の心エコー図検査により、左室下後壁の壁運動低下が明らか
になった。コンピューター断層撮影/MRI 検査/肺換気血流シンチグラフ
ィーは実施されなかった。心電図の II/III/aVF 誘導で、これまで指摘さ
れたことのない異常 Q 波や陰性 T 波を指摘された。同日行われた心エコ
ー図で、左室下壁、後壁の局所収縮機能障害が観察され、病歴経過を踏
まえると発症から 2 週間以上経過した下壁心筋梗塞が強く疑われた。

11/13、A メディカルセンター病院循環器内科外来を受診した。検査所見
(初回検査日 2023/11/13):血算:スメアでの凝集所見:なし; 白血球
数:5500/uL; 赤血球数:521x10*4/uL; ヘモグロビン:15.6g/dL; ヘマ
トクリット:46.5%; 血小板数:35x10*4/uL、25.6x10*4/uL(経過中の最
低値又は最高値)。凝固系検査:PT-INR:0.9;フィブリノゲン:
342mg/dl; D-ダイマー:0.7ug/ml; 抗血小板第 4 因子抗体/抗 HIT 抗体/
SSARS-CoV-2 検査は実施されなかった。その他の特記すべき検査はな
し。

2023/11/19、患者は精密検査と治療目的に同病院に入院した。

2023/11/20、血管造影検査が実施され、血栓/塞栓症の所見ありであっ
た。部位と所見詳細:右冠動脈近位部に血栓を有する閉塞病変が認めら
れた。右冠動脈近位部の完全閉塞が認められ、亜急性心筋梗塞の診断に
至った。

2023/11/20、冠動脈造影により右冠動脈閉塞が明らかになった。 血栓が
認められた。

同部位に対し、血栓吸引、バルーン拡張、ステント留置による血行再建
(PCI)を施行した。残存する左冠動脈前下行枝の高度狭窄に対する PCI
を同日(22 日)に施行した。

症状の改善を確認して、24 日に退院した。

心筋梗塞の転帰は、PCI 抗血小板薬を含む治療で軽快した。

報告者は心筋梗塞を重篤(2023/11/19 から 2023/11/24 まで入院、入院

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