資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)[1.9MB] (200 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_39491.html |
出典情報 | 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第101回 4/15)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第1回 4/15)(合同開催)《厚生労働省》 |
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間質性肺炎はワクチン接種時点ですでに罹患していたが、ワクチン接種
により間質性肺炎が増悪した。
2023/10/20、血液検査にて、WBC 14700、 CRP: 3.36mg/dL、正常高値:
0.3 以下で、前値 1.7 より上昇した。
胸部 CT 検査では胸膜下中心に網状影の拡大あり、間質性肺炎増悪の可能
性を疑った。
2023/10/20、追加 KL-6(血液検査)にて、結果は 1110IU/ml(正常高
値:500 以下)であった。コメント:前値 832 よりやや上昇した。
メチルプレドニゾロン大量点滴等の治療を開始した。
2023/10/21 の胸部 CT。コメント:前回よりすりガラス陰影増強した。
2023/10/21
08:05、患者は死亡の転帰に至った(因果関係は不明、死因
は間質性肺炎増悪であった)。
主に臨床症状経過と CT 画像所見より、以前からの間質性肺炎が急性増悪
したものと考えられ、治療としてメチルプレドニゾロン大量投与(年
齢、糖尿病の合併を考慮して 500mg/日)を中心とする対応を行ったが、
症状は進行し、呼吸不全による死亡の転帰に至った。
ワクチン接種前後の異常は認めなかった。
2023/10/21(ワクチン接種 3 日後)、間質性肺炎急性増悪および経皮酸
素濃度低下の転帰は死亡であった。
剖検は実施されなかった。
報告医師は事象(間質性肺炎増悪)を重篤(死亡)と分類し、事象(間
質性肺炎増悪)とワクチンとの因果関係を評価不能と評価した。
他要因(他の疾患等)の可能性:間質性肺炎自体の経過。
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