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予算執行調査資料(総括調査票) (9 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/policy/budget/topics/budget_execution_audit/fy2025/sy0706/0706b.html |
出典情報 | 令和7年度 予算執行調査資料(総括調査票)(6/27)《財務省》 |
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(2)沖縄科学技術⼤学院⼤学学園関連経費
総括調査票
4/6
②調査の視点
3.事業評価や教員評価等(フォローアップ)
○ 令和元年度調査の指摘以降、OISTの業績評価として、⾃⼰評価及び外部の第三者による客観的で厳格な評価が⾏われているか。 【調査対象年度】平成27年度〜令和5年度
【調査対象先数】OIST︓1先
○ また、教員の業績評価を⾏い、評価を踏まえた学内の予算配分の重点化・効率化が⾏われているか。
③調査結果及びその分析
3.事業評価や教員評価等(フォローアップ)
【OIST全体に関する業績評価】
○ 令和元年度調査の指摘以降、OISTは業務報告書の⽬標設定に係る⾒直しは⾏っておらず、⾃⼰評価の⾼評価への偏りはいまだ解消されていない【図6】。
○ ⼀⽅、令和元年に科学者等による外部評価を実施したが、委員選出や評価に関する基準が不明確であった。また、⾃⼰評価結果の検証はなされていない。
【教員に関する個別評価】
○ 過去3年間でTOP10%論⽂を3本以上執筆した教員の割合と1本も執筆していない教員の割合がいずれも増加しており、論⽂の執筆実績に差が⽣じている【図7】。
○ また、教員ごとの研究資⾦の⾒える化に向けた取組は進んでいる。しかし、こうした研究資⾦使途の実態や執筆実績を含め、教員の学内評価や外部評価の結果は、
研究資⾦の配分に反映されず、予算配分の重点化・効率化に向けた取組は不⼗分である。
【図6】OIST全体の業務実績報告における⾃⼰評価結果
(参考)学内および外部評価の概要と課題
A+:計画通り実施し、期待以上の成果をあげた。 A:計画通り実施した。
B:概ね計画通り実施した。 C:計画通り実施されなかった。 D:実施されなかった。
D
C
B
前回
83.5%
11.3%
今回
96.0%
3.5%
(項⽬数194)
(項⽬数199)
0%
20%
40%
60%
【図7】教員のTOP10%論⽂執筆状況(過去3年間)
80%
0%
20%
1本
26.0%
40%
60%
80%
99.5%
学
内
100%
20.4%
44.2%
R3~R5
94.8%
(注)事業報告書等により作成。
0本
38.8%
H27~H29
A A⁺
A評価以上
2本
3本以上
論⽂執筆状況
は⼆極化
100%
(注)内閣府・OIST提出資料により作成
外
部
OIST全体の業績評価
教員に関する個別評価
・毎年度の業務実績報告として事業計画の
KPIの達成状況等を⾃⼰評価
・令和元年度から毎年度、教育、研究、資
⾦獲得状況等を踏まえ実施
・令和2年度から評価を給与に反映
(課題)
研究資⾦への配分に未活⽤
(課題)
⾃⼰評価の極端な偏り
・約5年に⼀度、世界トップクラスの
⼤学の元学⻑や著名な科学者等が委員を
務める外部評価を実施。
(課題)
委員選出や評価の基準が不明確
・約5年に⼀度、学外審査委員会が、研究
成果や⼤学院教育の質等を踏まえ実施
(課題)
研究資⾦への配分に未活⽤
※約5年に⼀度、沖縄科学技術⼤学院⼤学学園法
に基づく検討に向けた評価も実施
④今後の改善点・検討の⽅向性
3.事業評価や教員評価等(フォローアップ)
○ OIST全体の業績評価については、⾃⼰評価を⾏っている内容について、客観的で厳格な評価がなされるべき。また、外部評価委員会については、委員選出基準や評価基
準をより明確化すべき。
○ 教員に関する個別評価については、研究資⾦の配分に適切に反映されるよう制度の⾒直しを進めるべき。
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総括調査票
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②調査の視点
3.事業評価や教員評価等(フォローアップ)
○ 令和元年度調査の指摘以降、OISTの業績評価として、⾃⼰評価及び外部の第三者による客観的で厳格な評価が⾏われているか。 【調査対象年度】平成27年度〜令和5年度
【調査対象先数】OIST︓1先
○ また、教員の業績評価を⾏い、評価を踏まえた学内の予算配分の重点化・効率化が⾏われているか。
③調査結果及びその分析
3.事業評価や教員評価等(フォローアップ)
【OIST全体に関する業績評価】
○ 令和元年度調査の指摘以降、OISTは業務報告書の⽬標設定に係る⾒直しは⾏っておらず、⾃⼰評価の⾼評価への偏りはいまだ解消されていない【図6】。
○ ⼀⽅、令和元年に科学者等による外部評価を実施したが、委員選出や評価に関する基準が不明確であった。また、⾃⼰評価結果の検証はなされていない。
【教員に関する個別評価】
○ 過去3年間でTOP10%論⽂を3本以上執筆した教員の割合と1本も執筆していない教員の割合がいずれも増加しており、論⽂の執筆実績に差が⽣じている【図7】。
○ また、教員ごとの研究資⾦の⾒える化に向けた取組は進んでいる。しかし、こうした研究資⾦使途の実態や執筆実績を含め、教員の学内評価や外部評価の結果は、
研究資⾦の配分に反映されず、予算配分の重点化・効率化に向けた取組は不⼗分である。
【図6】OIST全体の業務実績報告における⾃⼰評価結果
(参考)学内および外部評価の概要と課題
A+:計画通り実施し、期待以上の成果をあげた。 A:計画通り実施した。
B:概ね計画通り実施した。 C:計画通り実施されなかった。 D:実施されなかった。
D
C
B
前回
83.5%
11.3%
今回
96.0%
3.5%
(項⽬数194)
(項⽬数199)
0%
20%
40%
60%
【図7】教員のTOP10%論⽂執筆状況(過去3年間)
80%
0%
20%
1本
26.0%
40%
60%
80%
99.5%
学
内
100%
20.4%
44.2%
R3~R5
94.8%
(注)事業報告書等により作成。
0本
38.8%
H27~H29
A A⁺
A評価以上
2本
3本以上
論⽂執筆状況
は⼆極化
100%
(注)内閣府・OIST提出資料により作成
外
部
OIST全体の業績評価
教員に関する個別評価
・毎年度の業務実績報告として事業計画の
KPIの達成状況等を⾃⼰評価
・令和元年度から毎年度、教育、研究、資
⾦獲得状況等を踏まえ実施
・令和2年度から評価を給与に反映
(課題)
研究資⾦への配分に未活⽤
(課題)
⾃⼰評価の極端な偏り
・約5年に⼀度、世界トップクラスの
⼤学の元学⻑や著名な科学者等が委員を
務める外部評価を実施。
(課題)
委員選出や評価の基準が不明確
・約5年に⼀度、学外審査委員会が、研究
成果や⼤学院教育の質等を踏まえ実施
(課題)
研究資⾦への配分に未活⽤
※約5年に⼀度、沖縄科学技術⼤学院⼤学学園法
に基づく検討に向けた評価も実施
④今後の改善点・検討の⽅向性
3.事業評価や教員評価等(フォローアップ)
○ OIST全体の業績評価については、⾃⼰評価を⾏っている内容について、客観的で厳格な評価がなされるべき。また、外部評価委員会については、委員選出基準や評価基
準をより明確化すべき。
○ 教員に関する個別評価については、研究資⾦の配分に適切に反映されるよう制度の⾒直しを進めるべき。
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