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予算執行調査資料(総括調査票) (53 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/policy/budget/topics/budget_execution_audit/fy2025/sy0706/0706b.html |
出典情報 | 令和7年度 予算執行調査資料(総括調査票)(6/27)《財務省》 |
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(15)国⺠健康保険組合療養給付費補助⾦等
総括調査票
5/5
②調査の視点
4.国保組合の解散・統合の状況について
・
・
国保組合の被保険者数や保険料負担の推移はどうか。
⾼額薬剤の登場等を背景に、⼩規模の国保組合の財政運営は厳しくなっていると⾒込まれる中、今後の組合の統合・解散は予定されているか。
③調査結果及びその分析
4.国保組合の解散・統合の状況について
国保組合の組合数・被保険者数の変動については、被保険者数は平成27年度末から約1割減少している【表5】。また、各組合の被保険者数を⾒ると、被保険者数500⼈未満は
6組合(全体の3.8%)、500⼈〜999⼈の組合は13組合(全体の8.2%)となっているなど、規模の⼩さい組合が存在する【表6】。
近年、被保険者数の減少等を理由に統合・解散を⾏っている組合があり【表7】、今回、都道府県が把握している国保組合の統合・解散の予定を調査したところ、令和8年4⽉か
ら1つの⻭科医師の組合が全国⻭科医師国⺠健康保険組合に統合予定のほか、令和9年3⽉末に1組合が解散予定と回答があった。
また、国保組合の保険料や保険給付費の動向を⾒ると、被保険者1⼈当たり保険給付費等の増加等に伴い、多くの組合で被保険者1⼈当たり保険料も増加している。今回、国保組
合に対して、保険料の改定状況を調査したところ、115組合が令和2年度以降保険料率(額)の引上げを実施していた【図5】。
【表5】被保険者数と組合数の推移
【表7】近年の統合・解散の状況について
平成27年度末
令和6年度末
令和8年度末
組合数
163組合
158組合
156組合(予定)
被保険者数
286万⼈
252万⼈
ー
組合名
広島県薬剤師(1,246⼈)
解散/統合
令和2年3⽉末、解散
→⼤阪府⼩売市場、市町村国保、
協会けんぽへ加⼊
【表6】被保険者別の組合数(令和6年度末)
⼤阪府薬剤師(2,861⼈)、
兵庫県薬剤師(1,725⼈)
令和5年4⽉、統合
⼤阪⽊津卸売市場
(415⼈)
令和6年3⽉末、解散
全体
158組合
〜499⼈
6組合
(3.8%)
3,000⼈
超
13組合
(8.2%)
43組合
(27.2%)
96組合
(60.8%)
※115組合が保険料率(額)の引上げを実施
令和4年3⽉末、解散
⼤阪市公設市場(291⼈)
500⼈〜
999⼈
(万円)
28.0
→中四国薬剤師、市町村国保、
協会けんぽへ加⼊
※各年度の組合数は、当該年度末に解散・統合した組合数を控除した組合数とし
ている。令和8年度末の組合数は、都道府県から時期を明⽰して解散・統合予
定があると回答があった組合数を令和6年度末の組合数から控除したもの。
1,000⼈
〜
2,999⼈
【図5】被保険者1⼈当たり保険料の推移(令和2年度以降)
20.0
→近畿薬剤師へ
→市町村国保、協会けんぽ
へ加⼊
※組合名横の()書きは解散・統合直前の被保険者数
※下段の()書き内は、全組合数に対する構成⽐
12.0
R2
R3
R4
医師国保
⻭科医師国保
⼀般業種国保
建設関係国保
R5
薬剤師国保
④今後の改善点・検討の⽅向性
4.国保組合の解散・統合の状況について
・ 被保険者数の減少や⾼額薬剤の登場等の中で、保険料率(額)を引き上げている組合が⼤宗であり、もともと保険者として抱える被保険者数が他の保険者よりも少ない国保組合
においては、組合同⼠の統合を含め今後の組合運営の在り⽅を検討する必要がある。
・ 組合同⼠の統合を後押しする⽅策について検討すべきである。
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②調査の視点
4.国保組合の解散・統合の状況について
・
・
国保組合の被保険者数や保険料負担の推移はどうか。
⾼額薬剤の登場等を背景に、⼩規模の国保組合の財政運営は厳しくなっていると⾒込まれる中、今後の組合の統合・解散は予定されているか。
③調査結果及びその分析
4.国保組合の解散・統合の状況について
国保組合の組合数・被保険者数の変動については、被保険者数は平成27年度末から約1割減少している【表5】。また、各組合の被保険者数を⾒ると、被保険者数500⼈未満は
6組合(全体の3.8%)、500⼈〜999⼈の組合は13組合(全体の8.2%)となっているなど、規模の⼩さい組合が存在する【表6】。
近年、被保険者数の減少等を理由に統合・解散を⾏っている組合があり【表7】、今回、都道府県が把握している国保組合の統合・解散の予定を調査したところ、令和8年4⽉か
ら1つの⻭科医師の組合が全国⻭科医師国⺠健康保険組合に統合予定のほか、令和9年3⽉末に1組合が解散予定と回答があった。
また、国保組合の保険料や保険給付費の動向を⾒ると、被保険者1⼈当たり保険給付費等の増加等に伴い、多くの組合で被保険者1⼈当たり保険料も増加している。今回、国保組
合に対して、保険料の改定状況を調査したところ、115組合が令和2年度以降保険料率(額)の引上げを実施していた【図5】。
【表5】被保険者数と組合数の推移
【表7】近年の統合・解散の状況について
平成27年度末
令和6年度末
令和8年度末
組合数
163組合
158組合
156組合(予定)
被保険者数
286万⼈
252万⼈
ー
組合名
広島県薬剤師(1,246⼈)
解散/統合
令和2年3⽉末、解散
→⼤阪府⼩売市場、市町村国保、
協会けんぽへ加⼊
【表6】被保険者別の組合数(令和6年度末)
⼤阪府薬剤師(2,861⼈)、
兵庫県薬剤師(1,725⼈)
令和5年4⽉、統合
⼤阪⽊津卸売市場
(415⼈)
令和6年3⽉末、解散
全体
158組合
〜499⼈
6組合
(3.8%)
3,000⼈
超
13組合
(8.2%)
43組合
(27.2%)
96組合
(60.8%)
※115組合が保険料率(額)の引上げを実施
令和4年3⽉末、解散
⼤阪市公設市場(291⼈)
500⼈〜
999⼈
(万円)
28.0
→中四国薬剤師、市町村国保、
協会けんぽへ加⼊
※各年度の組合数は、当該年度末に解散・統合した組合数を控除した組合数とし
ている。令和8年度末の組合数は、都道府県から時期を明⽰して解散・統合予
定があると回答があった組合数を令和6年度末の組合数から控除したもの。
1,000⼈
〜
2,999⼈
【図5】被保険者1⼈当たり保険料の推移(令和2年度以降)
20.0
→近畿薬剤師へ
→市町村国保、協会けんぽ
へ加⼊
※組合名横の()書きは解散・統合直前の被保険者数
※下段の()書き内は、全組合数に対する構成⽐
12.0
R2
R3
R4
医師国保
⻭科医師国保
⼀般業種国保
建設関係国保
R5
薬剤師国保
④今後の改善点・検討の⽅向性
4.国保組合の解散・統合の状況について
・ 被保険者数の減少や⾼額薬剤の登場等の中で、保険料率(額)を引き上げている組合が⼤宗であり、もともと保険者として抱える被保険者数が他の保険者よりも少ない国保組合
においては、組合同⼠の統合を含め今後の組合運営の在り⽅を検討する必要がある。
・ 組合同⼠の統合を後押しする⽅策について検討すべきである。
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