よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


予算執行調査資料(総括調査票) (82 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/policy/budget/topics/budget_execution_audit/fy2025/sy0706/0706b.html
出典情報 令和7年度 予算執行調査資料(総括調査票)(6/27)《財務省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(22)道路メンテナンス事業補助制度

総括調査票

②調査の視点
3.新技術の導⼊推進につ
いて
国⼟交通省によると、新技
術は⻑期的なライフサイクル
コスト縮減が⾒込まれるもの
の、初期導⼊コストが⾼いも
のが多い等の声も聞こえてお
り、⼗分な活⽤・検討が進ん
でいない可能性もある。
そこで、新技術の活⽤・検
討状況について調査を⾏い、
課題の洗い出しを⾏う。

5/5

③調査結果及びその分析

④今後の改善点・検討の⽅向性

3.新技術の導⼊推進について

3.新技術の導⼊推進について

Ⅰ.活⽤・検討状況
新技術の活⽤・検討状況について、令和2年度に実施した予算執⾏調査の結果と⽐較
すると、活⽤している⾃治体は増えているものの、約6割の⾃治体において未だ活⽤に
⾄っていない結果となった【図4】。
このうち、検討していないと回答があった⾃治体における理由としては、新技術やそ
の検討ツールを知らないという回答が全体の3割程度(A) 、専⾨知識のある職員不⾜
や、検討ツールが活⽤できないという回答が全体の5割強程度(B)であった【図5】。
【図4】点検における新技術活⽤の有無(※それぞれ四捨五⼊
しているため、合計において⼀致しない場合がある。)
活⽤した

3.1%

活⽤していない

96.9%

検討した

15.8%

活⽤した

38.1%

活⽤していない

61.7%

検討した

49.0%

検討していない

12.7%

【図5】検討していない理由(n=227)
(A)

(B)
検討していない 76.7%

不明・未回答
不明・未回答

4.3%
0%

不明・未回答
不明・未回答

0.1%
0.2%

<今回の調査>

<令和2年度調査>

Ⅱ.NETIS、カタログ、データベースの活⽤状況
3種類ある検討ツールの課題について調査を⾏ったところ、今回の調査結果でも引
き続き「認知度が低い・効果が分かりにくい」と回答する⾃治体が多く⾒受けられた
【図6】。検討ツールを役割に合わせ活⽤できていない理由については、「それぞれ
の役割がわかりにくい」といった回答が多く⾒受けられた【図7】。また、⾃由記述
では「専⾨知識のない職員でも活⽤できるようにしてほしい」といった要望も⾒受け
られた。
【図6】NETIS、カタログ、データベースの課題

新技術を「活⽤した」と回答する⾃治
体の割合は前回調査から増加しており、
⼀定の成果は認められる。
⼀⽅で、未だ半数以上の⾃治体は「活
⽤していない」と回答しており、その理
由として挙げられた「新技術やその検討
ツールを知らない」、「専⾨知識のある
職員不⾜」、「検討ツールの活⽤ができ
ない」という点は、引き続き取り組むべ
き課題であり、更なる改善を求める。
また、検討ツールの課題についての調
査結果で⽰された、データベースの認知
度の改善、必要な情報の掲載の充実、情
報へのアクセス改善や使い勝⼿の改善な
どは引き続きの課題である。
特に今回、3種類ある検討ツールに関
して調査したところ、それぞれの役割が
分かりにくいといった回答が多く聞かれ
たため、その点は改善すべきである。ま
た、それぞれのツールを連携して使いに
くいとの声も多く聞かれた。そのため、
同⼀技術はそれぞれのツールからリンク
で⾶べるようにするなど、連携を向上さ
せる⽅法について検討すべきである。

【図7】NETIS、カタログ、データベースを役割に
合わせ活⽤できていない理由

【調査対象年度】
令和6年度
【調査対象先数】
⾃治体︓1,788先
(※複数回答可)

80