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参考資料7 令和6年度障害者虐待事案の未然防止のための調査研究一式 (60 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59173.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第147回 6/26)《厚生労働省》
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②虐待者の続柄
全体でみれば、虐待者の割合は父親 25.4%、母親 26.7%、夫 17.3%、兄弟 12.0%、その他
10.5%が上位を占めている。
(表 4-7)
ア.被虐待者の性別にみた虐待者
・被虐待者が男性の場合、虐待者は父親 33.4%、母親 27.2%、兄弟 17.7%が主な虐待者で
ある。一方、被虐待者が女性の場合には夫 26.8%、母親 26.4%、父親 21.0%となる。
(表
4-7)
イ.被虐待者の年代別にみた虐待者
・被虐待者が、~19 歳や 20 歳代までの虐待者は父親や母親が中心である。被虐待者の
年齢が高くなるに従って兄弟、夫の割合が高まり、50 歳代以上になると兄弟や夫のほ
かに息子の割合も高くなっている。(表 4-7)
ウ.障害種別にみた虐待者
・身体障害のある被虐待者では、虐待者が妻や息子、娘である割合は有意に高い(妻:
身体障害あり 7.8%、なし 2.8%、息子:身体障害あり 7.3%、なし 3.1%、娘:身体障害
あり 4.4%、なし 1.5%)。
・知的障害のある被虐待者では、知的障害のない被虐待者に比べ父親や母親、兄弟から
虐待を受けている割合が高い(被虐待者の年齢層が関係)。
・精神障害のある被虐待者では、父親や母親、姉妹から虐待を受けた割合は有意に低く、
夫や息子から虐待を受けた割合が高まっている。
・発達障害のある被虐待者では、父親や母親から虐待を受けた割合が高いものの有意差
はみられなかった。(表 4-8)
エ.行動障害の有無別にみた虐待者
・被虐待者に行動障害がある(認定あり・なし)場合には、父親や母親が虐待者となる
割合が高い。
(表 4-9)

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