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参考資料7 令和6年度障害者虐待事案の未然防止のための調査研究一式 (59 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59173.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第147回 6/26)《厚生労働省》
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・年代別にみると、20 歳代以上に比べ、~19 歳は心理的虐待に遭った割合が高い。(表
4-7)
・障害種別にみると、発達障害のある被虐待者は、そうでない被虐待者に比べて心理的
虐待を受けている割合が有意に高い(発達障害あり 44.3%、なし 31.5%)。なお、身体
障害や知的障害、精神障害、難病等の有無では有意差はみられなかった。(表 4-8)
・行動障害の有無別にみると、行動障害の有無不明があるものの、行動障害がないに比
べると、行動障害がある方が心理的虐待を受けた割合が低い傾向がみられた。(表 49)
👉 心理的虐待に遭いやすい属性等:~19 歳、発達障害がある、行動障害がない
エ.放棄、放置(ネグレクト)
・被虐待者の性別にみると、女性に比べ男性が放棄、放置(ネグレクト)に遭った割合
が高い(男性 16.3%、女性は 8.3%)
。(表 4-7)
・年代別では、~19 歳が多いものの、有意差はみられなかった。(表 4-7)
・障害種別にみると、身体障害のある被虐待者や知的障害のある被虐待者は、そうでな
い被虐待者に比べて放棄、放置(ネグレクト)を受けた割合が有意に高い(身体障害
あり 15.6%、なし 10.3%、知的障害あり 14.0%、なし 8.8%)。逆に、精神障害のある被
虐待者は、そうでない被虐待者に比べて放棄、放置(ネグレクト)を受けた割合は有
意に低くなっていた(精神障害あり 8.2%、なし 13.5%)。なお、難病等でも、そうでな
い被虐待者に比べて放棄、放置(ネグレクト)を受けた割合が高くなっているものの、
有意差はみられなかった。(表 4-8)
・行動障害の有無別にみると、行動障害の有無不明があるものの、行動障害がないに比
べると、行動障害がある方が放棄、放置(ネグレクト)を受けた割合が高いものの、
有意差はみられなかった。
(表 4-9)
👉 放棄、放置(ネグレクト)に遭いやすい属性等:男性、身体障害や知的障害がある
オ.経済的虐待
・被虐待者の性別にみると、女性に比べ男性が経済的虐待に遭った割合が高い(男性
21.0%、女性 13.9%)

(表 4-7)
・年代別では、20 歳代が経済的虐待に遭った割合が高いものの、有意差はみられなかっ
た。(表 4-7)
・障害種別にみると、知的障害の被虐待者は、そうでない被虐待者に比べて経済的虐待
を受けた割合が有意に高い(知的障害あり 22.2%、なし 11.6%)。逆に、精神障害のあ
る被虐待者は、そうでない被虐待者に比べて経済的虐待を受けた割合は有意に低くな
っていた(精神障害あり 11.4%、なし 20.5%)。なお、身体障害や発達障害、難病等の
有無では有意差はみられなかった。(表 4-8)
・行動障害の有無別にみても経済的虐待を受けた割合に有意差はみられなかった。
(表 49)
👉 経済的虐待に遭いやすい属性等:男性、知的障害がある

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