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資料2-2 令和6年度業務実績評価書(案) (59 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59536.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 地域医療機能推進WG(第13回 7/25)《厚生労働省》
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3.各事業年度の業務に係る目標、計画、業務実績、年度評価に係る自己評価
法人の業務実績・自己評価
中期目標

中期計画

年度計画

主な評価指標

主務大臣による評価
業務実績

【指標設定及び指標水
準の考え方】
(ア)病院において、
患者やその家族の主
体的な治療の選択・
意思決定を促し、患
者のための医療を提
供することは、病院
に対しての満足度の
向上につながるた
め、患者満足度調査
を患者の視点に立っ
た医療の提供の実績
を測る指標として設
定する。
目標水準について
は、2019 年度(令和
元年度)から 2023 年
度(令和5年度)まで
の実績値の平均を維
持するよう水準を設
定する。
(令和元年度
~令和5年度平均
値:入院 4.45、外来
4.20)
(イ)老健施設にお
いて、利用者やその
家族等がサービス内
容を理解し、それぞ
れの意思を尊重した
選択の上、適切なサ
ービスが受けられる
よう支援すること
は、利用者の施設に
対する満足度の向上
につながるため、利
用者満足度調査を利
用者の視点に立った
介護の提供の実績を
測る指標として設定
する。
目標水準について
は、2019 年度(令和

【主な取組事例】
〇身体拘束率と転倒による患者影響度レベル3b以上の低減
身体拘束最小化チームと医療安全が協力し、転倒予防の病棟ラウンドや KYT を行いながら、身体拘束件数
や転倒予防の注意点などを様々な方法で発信して、低減に向けての活動に取り組んだ。(横浜保土ヶ谷中央
病院)
〇インシデント・アクシデント報告数増加への取り組み
・職員へ報告の重要性を医療安全研修会や部課長会議で取り上げ周知するとともに、患者への実施前に気づ
いたレベル0事例についても積極的に報告を促すために「レベル0キャンペーン」などを実施して、イン
シデント・アクシデント報告の推進を図った。(群馬中央病院)
※レベル0とは、インシデント・アクシデントの患者影響度分類のうち、エラーや医薬品、医療器具の不具
合が見られたが、患者には実施されなかったものをいう。
・医師へは医局会などを活用し、医師からの報告件数を紹介するとともに、24 時間以内の再手術症例や手術
時間の超過事例等は手術室とも協力し、医師からの報告を促した。また、インシデントシステムの入力項
目が多いとの意見から、最低限の入力項目を決めて、報告書作成の負担軽減を図った。(仙台病院)
・毎月の報告数を可視化できるように、グラフ化し医療安全関連の委員会などで件数の報告や発生事案に対
する部署での対応方法などについて紹介を行い、報告件数増加の推進を行った。(可児とうのう病院)
《医療事故調査制度への対応》
医療事故調査制度について、令和6年度は7件(対令和5年度比+1件)の報告書提出を行った。制度開始
の平成 27 年からの総届出件数は 45 件となった。
《院内感染防止対策の推進》
◯感染管理担当者研修
対 象:感染管理担当者、感染制御チームメンバー等
テーマ:新興感染症と感染症法
講 義:来るべき新興・再興感染症に備える
講 師:東京都立病院機構 東京都立墨東病院
感染症科 部長
中村 ふくみ 先生
このほかに、病院からの報告として、下記のとおり2病院から事例の取り組みを発表し、取組の共有を
図った。
(病院発表)
・当院における COVID-19 パンデミック経験から次につなげる感染症対策(埼玉メディカルセンター)
・新型コロナウイルス感染症5類移行後の感染防止策とクラスター対応の現状(九州病院)
○感染症アウトブレイクの防止のための取組
令和5年度に提出された感染症アウトブレイクに係る報告について令和6年 12 月に取りまとめ、問題点及
び対策を共有し実践に活用した。
また、令和6年度より感染管理ワーキンググループを設置し、感染管理に関する報告体制の見直しや JSIPHE でのJCHO任意グループへの参加を推進し、令和7年度以降はJCHO内での感染管理に関する比
較等ができるように活動を行った。
58

自己評価
評定