よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料2-2 令和6年度業務実績評価書(案) (112 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59536.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 地域医療機能推進WG(第13回 7/25)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

〇医師の働き方改革の進捗状況
令和6年4月に「良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部
を改正する法律」が施行され、さらなる医師の働き方改革が求められている。
このため、医師の休日・時間外労働の短縮を図ることを目的として、年間 960 時間を超えて時間外労働
をしている医師を特定するなど医師の時間外労働の実態把握することに加えて、医師の労働時間短縮計画
の作成を全病院に指示し、計画の作成を通じてタスク・シフト/シェアや意識改革を促す取組をしており、
全病院において、タスク・シフト/シェアの取組み実績がある。
令和6年度は、特例水準の指定を受けている病院は5病院である。また、宿日直許可については、令和
5年度は 48 病院であったが、令和6年度に全ての病院が許可を得ることができた。
1860 時間を超えて時間外労働をしている医師数は、令和5年度は2人であったが、令和6年度は0名
となった。また、年間 960 時間を超えて時間外労働をしている医師数は 72 人(対令和5年度比△17 人)
となった。
引き続き、各病院で作成された医師の労働時間短縮計画に基づくタスク・シフト/シェアや意識改革等
の具体的な取組みについて、確実な実施を促していくこととする。
【特例水準、A水準の指定を受けている病院数】
6年度
特例水準
5病院(うち、B水準5病院、連携B水準1病院、C-2水準2病院)
A水準(一般労働者と同程度)のみ 52 病院
※連携B水準1病院、C-2水準2病院について、B水準病院と同一病院である。
【宿日直許可を得ている病院数】
5年度
病院数
48 病院

6年度
57 病院

【960 時間超の医師数】
5年度
実人数
89 人

6年度
72 人

〇タスク・シフト/シェアの推進
タスク・シフト/シェアは医師の業務負担軽減に大きく寄与。医師事務作業補助員は 380 人(対令和5
年度比+47 人)となった。
【医師事務作業補助員数】
5年度
常勤職員
128 人
非常勤職員
205 人

6年度
177 人
203 人

【主な取組事例】
・救急救命士:救急外来での診療経過の記録、救急患者受け入れ要請への電話対応(九州病院他4病院)
・薬剤師:事前に取り決めたプロトコールに沿って行う処方済薬剤の投与量の変更等(中京病院他7病
院)
・診療放射線技師:放射線造影検査時の造影剤の投与、投与後の抜針・止血や血管造影・画像下治療(IVR)
における補助行為(東京山手メディカルセンター)
・臨床検査技師:生理学的検査実施の際の口腔内からの喀痰等の吸引(群馬中央病院)
また、救急隊からの電話対応、問診、検査オーダー等の初期診療を診療看護師が行う、これまで有資格
者が行っていた事務作業等を非専門職(看護助手、薬剤助手、検査助手等)へタスク・シフトする等、各
職種が本来業務に集中できる体制の整備等により、業務効率を向上させ、患者受け入れ体制の拡充を図っ
111