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資料2-2 令和6年度業務実績評価書(案) (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59536.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 地域医療機能推進WG(第13回 7/25)《厚生労働省》
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【老健施設における主な取組事例】
・ コロナ禍は予約制で面会を行っていたが、5類感染症移行後は面会可能な時間を決め、自由に面会で
きるようにしている。(宇和島病院附属介護老人保健施設)
・ リハビリ実施中の様子を動画撮影し、家族が来所された際に視聴してもらっている。(千葉病院附属
介護老人保健施設)
・ カラオケや運動会等施設内のレクリエーションは、新型コロナウイルス感染拡大前とほぼ同程度まで
緩和している。外部のレクリエーションについては令和7年度から再開予定である。(四日市羽津医
療センター附属介護老人保健施設)
〇給食に関する取り組み
令和6年1月に実施した地域医療機能推進学会栄養部会との意見交換をもとに給食に関する課題を抽
出し、全 57 病院の管理栄養士を対象とした現状調査を令和6年6月に実施した。調査結果を取りまとめ、
病院へフィードバックするとともに、地域医療機能推進学会栄養部会を主体とする今後の活動計画策定
につなげている。
【主な取組事例】
 令和6年度は「おいしい給食」をテーマに、嗜好調査を従来の年1回から3回に増やし、その結果を
もとに積極的に委託業者に対して改善に向けた提案と実施の確認を行った。その結果令和6年2月
の嗜好調査においてとても満足と回答した割合が令和 5 年度調査と比較し3割増加した。
(東京新宿メディカルセンター)
 患者のニーズに対してより一層対応できるよう、令和7年4月より委託調理から院内調理へ戻すこと
とした。(四日市羽津医療センター)
 病院独自で食事アンケートを実施しており、令和6年度1回目のアンケートで「味が薄い」という意
見が 30%みられたため、具材とだし汁の量を見直すとともに、提供前の塩分濃度測定をルール化し
たところ、2回目のアンケートでは「味が薄い」という意見が 13%へ減少した。(湯布院病院)
 月2回程度季節の献立やご当地メニューを提供したり、リクエストメニューや寿司バイキング等のイ
ベント食を提供したりしている。また、月1回の誕生日会では、手作りケーキやお菓子を提供し、利
用者から好評を得ている。(三島総合病院附属介護老人保健施設)
 レクリエーション行事委員会に委託業者も参加し、行事食メニューの充実を図っている。(金沢病院
附属介護老人保健施設)

利用者及び
その家族等の
意思決定に向
けて人生会議
などを設けて
多職種チーム
で支援してい
るか

《意思決定支援の取組の実施》
「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」等の内容を踏まえた意思 年 度 計 画 の 目 標
決定支援に関して、それぞれの病院で地域や附属施設と連携し取り組んでいる。
を達成した。
【主な取組事例】
・訪問看護で使用している ACP のパンフレットを病棟でも活用し、記録のテンプレートを作成する
ことで、患者の意思確認が確実に実施されるとともに情報共有が効果的に行えるようになった。
(三島総合病院)
・附属老健施設で ACP の取り組みとして作成された医療対応に対する意向確認書を病院においても保
管しており、入所者が入院した際等に速やかに共有できる体制を整えている。(神戸中央病院)
・エンディングノートを地域連携室で配布するとともに、外来患者に対し、待ち時間を利用して人生会
議についてのスライドを表示し視聴できるようにした。地域住民からの依頼により公民館で「人生の
最終段階における医療処置について」の講話を行い 40 名が参加した。(宮崎江南病院)

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