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資料16 省力化投資促進プラン(案)運輸業 (109 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai34/gijisidai.html
出典情報 新しい資本主義実現会議(第34回 5/14)《内閣官房》
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船舶産業における省力化投資の事例

1.2 優良事例と効果的な省力化投資のポイントの
収集と整理(モデル化)

○ 「造船DX補助金」や令和6年度の「バーチャルエンジニアリング補助金」を通じて、造船・舶用事業者の製造工程
の省力化投資を支援。
【船舶の設計工程】
船舶の設計は、基本設計、詳細設計、生産設計などの工程に分かれている。しかしながら、各工程で設計図の共通化が進んでおらず、上流工程
の修正が下流工程に反映されない、設計の変更に伴う作業のやり直しが多いなどの課題が存在する。
3D設計による上流から下流まで一貫したデータの連携やバーチャル技術を活用した事前の建造船舶イメージの共有により、設計工程の省力
化を図っている。

①3D設計

②バーチャル技術の活用

㈱井筒造船所
三菱造船㈱

㈱FRONT MISSION

設計の変更を少なくするため、造船所・舶用メーカー・船主等が事前にバーチャル空間で建造予定
船舶の完成形を確認できるシステムを開発。

【船舶・舶用機器の建造・製造工程】
船舶・舶用機器の建造・製造は、切断、溶接、組立、塗装などの工程に分かれている。しかしながら、各工程ごとに作業が最適化され全体工程を
見据えた建造計画の作成や最適化が進んでいない、少量多品種のため機械化が進んでいないなどの課題が存在する。
全体工程の見える化を図り、全体工程を見据えた建造計画の最適化を行う、人の作業を代替する自動ロボットの開発を行うなど、建造・製造工
程の省力化を図っている。

③建造計画の見える化・最適化

最適化前

④自動溶接・塗装ロボット
最適化後

㈱新来島どっく
建造計画の全体や進捗状況を見える化。
さらに、作業工数を平準化・最適化させた計画を立てるシミュレーションシステムを開発。

眞鍋造機㈱

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