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別添 新型コロナウイルス感染症対応について (97 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》
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各論

第3章

医療提供体制

また、診療や検査に用いる医療用マスク等の個人防護具(PPE)やエタノールなど
の医療物資が、中国等からの輸入の停滞により国内で不足が生じていたことから、安
定供給のための取組(増産、備蓄放出、優先供給)などを実施した。しかしながら、
国内の増産や輸入の回復には時間を要し、これ以降も、医療物資の不足に対する取組
を継続して実施した 157。
(抗ウイルス薬の研究開発の支援)
緊急対応策第1弾や緊急対応策第 2 弾に基づき、AMED(日本医療研究開発機構)
等の活用による治療薬の開発の支援が開始された 158。
(医療機関及び社会福祉施設等における面会の取扱い)
2 月 25 日、厚生労働省は、都道府県等に対して、医療機関及び社会福祉施設等に
おける面会について、「必要な場合には一定の制限を設けること」等の留意点の周知
を依頼した。
(次の局面に向けた課題)
〇 今後患者数が大幅に増加した場合の医療需要の目安に基づく医療提供体制の
整備とその状況の把握
〇 治療薬の開発・確保



最初の緊急事態宣言(2020.3 月中旬~5 月下旬)

アウトライン
医療提供体制の整備状況や医療提供状況を把握するため、情報システムとして GMIS が整備された。
2020 年 4 月 8 日、全国で初めて 1 日当たりの新規感染者数が 500 人を超え、重症
者数も急激に増加する中、重症・中等症の患者を受入可能な医療機関を拡充するため、
診療報酬による臨時・特例的な対応や新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金
を活用して病床確保に取り組んだほか、臨時の医療施設の取扱いを周知した。

おける人工呼吸器等の設備整備支援に 97.8 億円、AMED(日本医療研究開発機構)等の活用に
よる治療薬等の開発加速に 25 億円などを計上。
157
詳細は、「第6章 物資対策」を参照。
158
合計で 38 億円(第 1 弾:検査キット、抗ウイルス薬・ワクチン等の研究開発 10 億円、第 2
弾:治療薬等の開発加速 28 億円)を確保。
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