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別添 新型コロナウイルス感染症対応について (103 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》
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各論

第3章

医療提供体制

緊急事態宣言による外出自粛要請で自宅にいる方が増加したことなどを受け、家庭
内での感染が増加したため、都道府県等において、家庭内での感染防止や症状急変時
の対応など自宅療養を行う軽症者等に伝達すべき事項をまとめたリーフレットを作
成し、帰国者・接触者外来等に配布した。
4 月 23 日、厚生労働省は、都道府県等に対して、軽症者等に係る宿泊療養又は自
宅療養の考え方として、無症状病原体保有者及び軽症患者については、子育て等の家
庭の事情により本人が自宅での療養を選択する場合を除き、宿泊療養を基本とするこ
とを示した。
5月6日、厚生労働省は、都道府県等に対して、宿泊療養施設を臨時の医療施設と
して活用する際の留意事項を周知した。
(次の局面に向けた課題)
〇 次の感染流行に備えるための更なる病床や宿泊療養施設の確保



2020 年夏の拡大(2020.5 月下旬~9 月下旬)

アウトライン
今後の感染拡大時に相当量の必要な病床を確保し、かつ、通常医療も確保するため
には、感染が落ち着いているときには通常医療の病床として利用しているものを、感
染の状況を注視しながら、あらかじめ設定したタイミングでコロナ病床に転換するこ
とや、コロナ病床を中心となって確保する医療機関を明確にすることが課題となった。
このため、フェーズ 169に応じた病床・宿泊療養施設の確保、重点医療機関 170や疑い患
者受入協力医療機関などの役割分担、新型コロナウイルス感染者以外の患者への医療
の確保などについて、
「病床・宿泊療養施設確保計画」の策定を都道府県に依頼し、そ
の結果を取りまとめて公表した。
令和2(2020)年度第2次補正予算において、緊急包括支援交付金を 10/10 の国庫
負担とし、重点医療機関の病床確保などの支援を実施した。

医療提供体制の「フェーズ」とは、後述する「病床・宿泊療養施設確保計画」における、
「新
型コロナウイルス感染者向けの病床及び宿泊療養施設を計画的に確保していくために定める段
階」をいい、フェーズは、療養者数等の増加によって移行する。また、療養者数のピークを最終
フェーズとし、フェーズの期間・数は、都道府県が実情に応じて柔軟に設定可能。
170
新型コロナウイルス感染者専用の病院や病棟(看護体制の1単位をもって病棟として取り扱
う。病棟単位の考え方は診療報酬上の考え方に依拠する。)を設定する医療機関。
169

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