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別添 新型コロナウイルス感染症対応について (223 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》
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各論

第5章

ワクチン

ワクチン等に関して、合計約 1 兆 6 千億円の予備費の使用が閣議決定され、ワクチン
に関しては、ワクチンを共同購入する国際的な仕組みである COVAX ファシリティへ
の参加に必要な拠出金として 172 億円、ワクチン接種の円滑な実施に向けて、地方自
治体の体制整備やワクチンの供給・流通に必要な経費等に 776 億円の措置が行われ
た。
(接種開始に向けた検討の実施)
9月 25 日に、内閣官房及び厚生労働省は、ワクチンの接種を円滑に実施するため
に、当時の時点で得られた知見、コロナ分科会での議論等を踏まえ、
「新型コロナウイ
ルス感染症に係るワクチンの接種について(中間とりまとめ)」を公表し、以下の項目
について提示した 345。
1 接種目的 346
2 ワクチン確保
3 接種の実施体制
4 接種順位
5 ワクチンの有効性及び安全性
6 健康被害救済制度
7 広報
8 今後の検討等
3の接種の実施体制において、社会機能維持のために特定の業種について接種を行
う「特定接種」の枠組みはとらず、住民への接種を優先する考えに立ち、簡素かつ効
率的な接種体制を構築することとされた 347 。また、4の接種順位において、新型コ
ロナウイルス感染症患者に直接医療を提供する施設の医療従事者等、高齢者及び基礎
疾患を有する者を接種順位の上位に位置付けて接種すること、今後、具体的な範囲等
について、検討することが盛り込まれた。
(次の局面に向けた課題)
○ ワクチン開発した製薬企業との最終契約に向けた条件整備
〇 ワクチンについて全国民に提供できる数量の確保
○ 中間取りまとめを踏まえたワクチン接種の枠組み等に関するより具体的な内
容の検討
中間とりまとめに先立ち、コロナ分科会において、中間とりまとめ案が提示され、議論が行
われた(2020.9.25)

346
新型コロナウイルス感染症による死亡者や重症者の発生をできる限り減らし、結果として新
型コロナウイルス感染症のまん延の防止を図る。なお、当該ワクチン接種の目的については、コ
ロナ分科会において、確認された(2020.7.16)

347
コロナ分科会における検討で、死亡者や重症者の発生をできるだけ抑制するようできるだけ
早期に多くの国民への接種を目指すこと、できるだけ簡素で効率的な仕組みとすること等のた
め、社会機能維持者に着目した特定接種は行わないこととされた(2020.8.21)

345

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