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別添 新型コロナウイルス感染症対応について (279 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》
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各論

第7章

水際

待機場所として空港周辺のホテルを借り上げ、検査対象者の待機場所とした 500。
なお、当初は自家用車の送迎等、公共交通機関を使用せずに、帰宅できる一部の者
に対しては自宅等に移動させ、検査結果を伝えたが、検査の結果、陽性であった場合
に、自宅等を管轄している保健所等が対応していたことから、保健所・医療体制に過
重な負荷がかかった。このため、地方自治体より検査対象者全員を空港で留めおくべ
きという強い意見が出された。
一方で、空港周辺で留め置くと、空港周辺自治体の保健所・医療体制に過重な負荷
がかかった。このため、検疫は入国時の検疫検査で陽性と判明した者を収容する検疫
所の陽性施設を設置した(2020.4.10)。
検疫の適切な実施を確保するため、航空便の制限を開始した。中国・韓国からの到
着空港を成田空港・関西空港に限定した(2020.3.9)。国土交通省が外国との間の航空
旅客便について、減便等により到着旅客数を抑制することを要請した 501(2020.4.3)。
(次の局面に向けた課題)
○ 検疫の入国時検査能力の拡充



2020 年夏の感染拡大(2020.5 月下旬~9 月下旬)
~国際的な人の往来の段階的再開~

アウトライン
国内外の感染状況が落ち着いたこと等を背景に、ビジネス上必要な人材の往来が課
題となった。このため、
「在留資格保持者の再入国」、
「レジデンストラック」、
「ビジネ
ストラック」、
「全ての国・地域からの新規入国を可能とする措置」、
「日本在住のビジ
ネスパーソンの短期出張ニーズへの対応」を開始した。
一方で、入国者の増加に備え、入国時検査能力の拡充が必要となり、検疫は大量の
検体を短時間で検査することができる抗原定量検査を導入した。また、入国者に対す
る健康フォローアップの実効性確保のため、保健所の対応に加え、LINE の活用を開始

当初、検疫は入国時検査を空港内で実施していたが、検査結果判明まで長時間の待ち時間が
発生したため、原則として検査対象者の待機場所をホテルに変更した。その後、抗原定量検査の
導入により、検査結果判明までの所要時間が短縮されたため、検査対象者に対するホテル待機を
解消した。
501
国際便は徐々に5空港(成田空港、羽田空港、中部空港、関西空港、福岡空港)に集約され
ていった(2020.3.29)

500

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