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別添 新型コロナウイルス感染症対応について (292 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》
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各論

第7章

水際

この基本的対処方針の変更を受け、水際措置の指定国・地域の指定に当たっては、
ワクチンの効果を減弱させる又は効果が不明な変異株に加えて、新たに出現する変異
株の流入を防止するための運用に変更した(2021.9.20)。
具体的には、デルタ株、ベータ株、ガンマ株に加えて、新たに、カッパ株、イータ
株、イオタ株、ラムダ株、ミュー株を指定し、計 8 系統の変異株を「水際対策上特に
対応すべき変異株」とした。これらの変異株の流入リスクに応じて検疫施設待機期間
を「3 日間」
「6 日間」
「10 日間」に分類して指定することとした。その後、国内では
ほぼデルタ株に置き換わったこと、また、イータ株、イオタ株及びカッパ株は WHO
が「注目すべき変異株(VOI)」指定を解除したことから、これらの4つの株について
は指定を解除した(2021.9.27)。
なお、水際措置の指定国・地域は、当該国における変異株の流行状況、日本への流
入状況などのリスク評価を踏まえ、適宜、見直しを実施した。
(ワクチン接種者に対する自宅等待機期間短縮等の特例)
ワクチン接種が進む中において、ワクチンの有効性等も踏まえ、水際措置の段階的
な見直しを行った。具体的には、ワクチン接種者(ファイザー、モデルナ、アストラ
ゼネカ社製のワクチンを対象)に対する措置 514として、
① 入国者(6・10 日検疫施設待機国からの入国者を除く)の自宅等待機を検査実施
の上で短縮(14 日自宅待機→10 日目以降の検査結果が陰性で最短 11 日目以降に
自宅等待機を解除)
② 3日検疫待機指定国からの入国後の検疫施設待機を免除(3日施設待機→0日施
設待機)
とした(2021.10.1)。
(新しい入国者管理制度の開始)
9 月に変更された政府の基本的対処方針において、ワクチンの接種が進む中におい
ては、ワクチンの有効性等も踏まえ、水際措置の段階的な見直しに取り組むこととし

ワクチン接種者に対する自宅等待機期間短縮等の特例は、
① 国内においてほぼデルタ株に置き換わった中で、デルタ株に対する一定のワクチンの感染予
防効果が期待できることが明らかになりつつあったことや、
② 10 日目の検査を加えることで自宅等待機期間を短縮したとしても感染リスクが増大する可能
性は低いと考えられたこと
③ ワクチンの感染予防効果により、3 日間施設待機の指定国・地域から入国するワクチン接種
者と、施設待機なしの国・地域から入国するワクチン非接種者の陽性となるリスクは同等程
度と考えられたこと、
などを踏まえたものである。
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