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別添 新型コロナウイルス感染症対応について (20 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》
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これまでの取組の概説


オミクロン株に対応した時期(2021.11 月頃~2022.5 月末頃)

アウトライン
2021 年秋、海外でオミクロン株が確認され、急速に感染拡大し、その感染力が強い
ことが指摘された。12 月には国内でオミクロン株の感染者が確認され、国内でも急速
に感染が拡大した。その後、オミクロン株は、その特性が、感染力は強いものの、デ
ルタ株と比べ重症化リスクは低いことが示唆されたことから、オミクロン株の特性を
踏まえた対策が求められるようになった。
2021 年秋頃の感染状況は沈静化していた。このような中、11 月、政府は「次の感
染拡大に向けた安心確保のための取組の全体像」を取りまとめた。この「全体像」で
は、デルタ株への置き換わりなどによる夏のピーク時における急速な感染拡大に学び、
今後、感染力が2倍となった場合にも対応できるよう、医療提供体制の強化、ワクチ
ン接種の促進、治療薬の確保に努めることとした。また、水際においてはワクチン接
種者に対する入国後の行動制限及び停止していた外国人の新規入国に係る制限につ
いて見直し、新しい入国者管理制度を開始した。
厚生労働省は、
「全体像」に基づく各都道府県の「保健・医療提供体制確保計画」を
取りまとめ、病床については、夏のピーク時の3割増しに当たる約 3.7 万人分を確保
した。
また、11 月、ワクチン・検査パッケージ制度の適用による行動制限の緩和を行い、
12 月には、感染に不安を有する者が検査を受けられる環境を整備すること等を目的
に、検査無料化に取り組んだ。また、11 月から、オミクロン株の実態等が判明するま
での間、水際における状況把握及び対応を適時適切に行うため、内閣官房長官の下、
「オミクロン株への対応に関するタスクフォース」を開催した。
さらに、感染状況を踏まえ、ワクチンの追加接種(3回目接種)について、政府は
対応を進めた。その一方で、翌年1月には、ワクチン・検査パッケージ制度について
は、原則として当面適用しないこととした。
2022 年初から国内での感染が急速に進み、連日、過去最多の新規陽性者数を記録す
る中、医療のひっ迫度合いなども総合的に考慮し、1月、政府は、まん延防止等重点
措置を実施した。オミクロン株の特性を踏まえて、濃厚接触者の待機期間の短縮等、
高齢者施設等での感染防止策・検査の徹底などを行い、全国の新規陽性者数減少の動
きに伴い、療養者数、重症者数及び死亡者数の減少が継続したことから、3月 21 日
をもって、まん延防止等重点措置を終了することを決定した。
(1)「次の感染拡大に向けた安心確保のための取組の全体像」
政府は、11 月 12 日の政府対策本部において、「次の感染拡大に向けた安心確保の
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