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別添 新型コロナウイルス感染症対応について (267 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》
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各論

第6章

物資対策

う、あらかじめ増産を行う等の安定供給に向けた生産体制等の検討を依頼 472 した
(2020.6.2)。また、7 月には、厚生労働大臣がメーカー6社 473の幹部と面会し、増産
を要請した。結果として、8 月末時点でシリンジ2億1千万本・注射針1億9千万本
を超える確保 474の見込みがたった。
(マスクの需給改善、転売規制解除等)
7月以降、医療機関等の物資在庫状況の改善傾向が明らかになった。具体的には、
サージカルマスクを 1 か月以上備蓄している医療機関の割合は、4 月末時点では約
64%であったが、7 月以降は 80%台前半を安定的に推移するようになった 475。
また、マスク等の国内生産増や輸入拡大の結果、市場におけるマスクの供給量につ
いては、6 月時点で月約8億枚を超える供給量に達し、8月には月約 10 億枚を達成
できる見込みとなった 476。
平時

4.4

2020年6月(推計)

8

2020年8月(見込み)

10
0

2

4

6

8

10

12

1月あたりのマスク供給量(国内生産及び海外生産の合計)(単位:億枚)
図 65 マスク供給量の推移(第 326 回消費者委員会本会議資料2より)

これを踏まえ、7 月 31 日、厚生労働大臣は定例会見において、①サージカルマス
クを始めとして、順次、これまでの応急的な対応を行う体制を休止するとともに、国
内において物資ごとに必要な備蓄を計画的に確保していく体制に移行 477し、次の波
472

2020 年 6 月 2 日付け事務連絡「新型コロナウイルスワクチン接種に係るシリンジ・注射針の増産について

(協力依頼)

473

テルモ株式会社、ニプロ株式会社、株式会社トップ、株式会社ジェイ・エム・エス、日本ベクトン・ディッ

キンソン株式会社及びビー・ブラウンエースクラップ株式会社の6社
474

シリンジ・注射針の買上げ・備蓄等については、令和2(2020)年第2次補正予算 ワクチン接種体制確保事

業(50 億円)で実施。
475
476

G-MIS データによる。

8 月 20 日 第 326 回消費者委員会本会議資料2(参考2-2)より。平時の生産量は国内生産と海外生産で

月約 4.4 億枚。

なお、厚生労働省実施の 2020 年度「マスク等国内生産・輸入実態把握調査」によると、2019 年に比べ、2020
年の PPE の国内生産量・輸入量が全体的に増加していた。
477

サージカルマスク(2020.7.31 移行)
、アイソレーションガウン、フェイスシールド(2020.8.31 移行)
。それ

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