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別添 新型コロナウイルス感染症対応について (23 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》
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これまでの取組の概説


DX の推進など時期が限定されない取組について

【デジタル・トランスフォーメーション(DX)】
今回の新型コロナウイルス感染症への対応に当たって、我が国のデジタル化の遅れ
が指摘される中、政府は様々な取組を行ってきた。
(1)主に国・地方自治体等の行政と関係機関における取組
政府は、新型コロナウイルス感染症への対応を進める中で、限られた人員で効率的
に業務を行う業務改革等を実現するために、新システムを開発・導入し、行政の業務
の効率化と関係機関間の連携が進められた。
【HER-SYS】従来、医師の発生届は医療機関から FAX 等で保健所に提出され、都
道府県等や国と共有される仕組みになっており、特に感染拡大局面で保健所業務をひ
っ迫させていたが、HER-SYS(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援シ
ステム)の導入により、保健所等の業務負担の軽減、迅速な情報共有等となるよう改
善した。その一方で、感染拡大時にはデータ入力を行う医療機関の負担が増大し、入
力が遅延するとの指摘がなされている。
【G-MIS】G-MIS(医療機関等情報支援システム)の導入により、新型コロナウイ
ルス感染症患者の受入状況、医療用マスクなどの物資の確保状況などが、国、都道府
県等、医療機関、医師会など関係者の間で共有された。
【VRS】ワクチン接種では、VRS(ワクチン接種記録システム)の導入により、登
録された接種記録が市町村ですぐ確認できるようになり、また、全国の市町村で共通
のシステムを利用することやマイナンバーの活用により、引っ越し先市町村から接種
データの参照が効率的に行えるようになった。
(2)国民と行政をつなぐ取組
政府は、新型コロナウイルス感染症への対応に当たって、行政内部の業務効率化の
みならず、国民と行政とのインターフェイスの効率化、利便性の向上等にも取り組ん
だ。
【My HER-SYS】HER-SYS の機能の一部である My HER-SYS を利用すれば、利用
者は、保健所や医療機関に直接出向かなくても、スマートフォンアプリやパソコンを
活用することで、自分の健康状態の情報共有等ができるようになった。
【MySOS】MySOS(入国者健康居所確認アプリ)を活用することで、入国者・帰
国者は、健康状態や居所の報告を効率的に行うことが可能となった。
【COCOA】COCOA(新型コロナウイルス接触確認アプリ)により、利用者は、互
いにプライバシーを確保した上で、陽性者と接触した可能性について通知を受けるこ
とが可能となった。なお、COCOA については、品質管理上の問題があったことが判
明し、厚生労働省において、不具合の発生経緯と再発防止策について報告書を取りま
とめ、その後は、内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室(デジタル庁発足後はデジ
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