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別添 新型コロナウイルス感染症対応について (310 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》
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各論

補遺

東京 2020 オリンピック・パラリンピック大会に係る取組

られていた、いわゆる「バブル方式」を参考に、定期的な検査や組織委員会による厳
格な監督の下での行動管理、健康管理などの防疫上の措置が採られた。
組織委員会が公表した資料(2021.12.22)によれば、大会における新型コロナウイル
ス感染症対策の総括として、マスクや物理的距離の確保、3 密の回避といった基本的
な感染対策の徹底に加え、海外入国者数の絞り込み、入国前の 2 回の検査及び入国後
の定期的な検査の実施、厳格な用務先の制限・行動管理、健康管理、陽性者が確認さ
れた場合の迅速な隔離等により、海外からの新型コロナウイルスの持ち込みを抑制し、
選手村や競技会場における感染拡大を防止したとされている。また、総合的な対策に
より、大会期間を通じて、保健所によりクラスターとされた事例や、大会関係者から
市中に感染が広がったという事例の報告もなく、感染症専門家からも「大会は安全に
行われた」、
「行動管理や検査などの対策がうまく機能した」との評価があったとされ
ている。さらに、大会に伴う人流を抑えるため、ライブサイト等の中止・デジタル配
信への転換、多くの会場で無観客開催としてステイホーム観戦を呼びかけたことなど
により、人流の抑制が図られたとされている。
【参考1:新型コロナウイルス感染症対策関連指標 ※組織委員会公表資料より抜粋】
・推定感染日ベースでの実効再生産数は同年7月 22 日をピークに大会期間中(オ
リンピック競技大会の開催期間:7.23~8.8、パラリンピック競技大会の開催期間:
8.24~9.5)は低下
・海外からの入国者約 5.4 万人のうち、陽性者は 261 人(うち、入国後 14 日以内
の陽性者は 157 人)、入院者は 6 人(都内 5 人)、重症者は 0 人
※ 来日する大会関係者は、大会運営の簡素化等により、合計約 4 分の 1 程度に
合理化。
(オリンピック約 14.1 万人⇒約 3.3 万人、パラリンピック約 3.6 万人
⇒約 1.0 万人)
・大会関係者以外の空港での検査陽性率が 0.25%(424 人/170,320 人)に対し、
大会関係者の空港での検査陽性率は 0.10%(55 人/54,250 人)
・スクリーニング検査の陽性率は 0.03%(299 件/1,014,170 件)
※ スクリーニング検査数は 100 万回以上(国内関係者を含む)。なお陽性者の属
性・状況などを大会期間中は原則毎日公表。
・ルール違反に関する処分件数は、オリンピック期間(7.1~8.11)では、大会参加資
格剥奪が 15 名、大会参加資格一時効力停止が 9 名、厳重注意が 32 名。パラリン
ピック期間(8.12~9.5)では、大会参加資格剥奪が 3 名、大会参加資格一時効力停
止が 1 名、厳重注意が 29 名。
【参考2:東京 2020 大会入場者数】
・オリンピック 合計約 43,300 人(宮城約 19,300 人、茨城約 3,400 人、静岡約
20,600 人)
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