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別添 新型コロナウイルス感染症対応について (113 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》
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各論

第3章

医療提供体制

その際、
「通常医療との両立維持」が図れるよう、通常医療との両立に関する「チェッ
クポイント 193」を示した。
この見直しの結果は 6 月 17 日に公表され、最終フェーズにおける即応病床数は、
35,196 床(うち重症者向けは 3,532 床 194)、宿泊療養施設居室数は、38,159 室となっ
た。2020 年 9 月 2 日時点の数値と比較すると、最終フェーズにおける即応病床数は
3割弱の増加、宿泊療養施設居室数は 7 割弱の増加となった。
(次の局面に向けた課題)
○ 医療従事者の更なる確保
○ 医療機関間の役割分担(退院患者を受け入れる後方支援医療機関の確保等)の
更なる推進
○ 通常医療との両立維持




3回目の緊急事態宣言(アルファ株~デルタ株)(2021.3 月中旬~9 月下旬)

アウトライン
病床ひっ迫地域を中心に、依然として医療人材不足への対応が課題となっていたた
め、医療人材確保を中心とした対応を行った。また、後方支援医療機関の確保につい
て支援事項や転院支援の仕組み等を整理した。
重症化しやすく感染しやすい可能性のあるデルタ株への置き換わりが進む中、都市
部を中心に、受入先の医療機関が見つからずに救急車で数時間待機させられるケース
や、宿泊・自宅療養中に酸素濃度が低下するなど症状が悪化し酸素投与等が必要にも
かかわらず入院できないケースが発生するなど、
「病床・宿泊療養施設確保計画」の想
定を上回る事態が生じた地域があったことから、「入院待機ステーション」、「酸素ス
テーション」の整備や、臨時の医療施設の設置推進、これらの施設における酸素配管
②さらに、感染者急増時の緊急的な患者対応方針に基づく対応段階では、
・病床は 37,827 床(①から更に+2,631 床)
(うち重症者用病床は 4,652 床(〃+286 床)

の確保を予定。
193
①救急車による迅速な医療機関への搬送が困難でないか(救急搬送困難事案件数)、②予定し
ていた手術等を受けられているか、③集中的医学管理が必要な患者が ICU に入室できているか
(ICU 使用率(コロナ以外)

194
東京都の重症者向け病床数(373 床)は東京都基準(人工呼吸器又は体外式模型人工肺
(ECMO)による管理が必要な患者用の病床)により集計したものであり、国基準(集中治療室
(ICU)・ハイケアユニット(HCU)等での管理、人工呼吸器又は体外式模型人工肺(ECMO)による
管理が必要な患者用の病床により集計した東京都の重症者向け病床数は最終フェーズにおいて
1,207 床となる。その場合、最終フェーズの重症者向け確保病床は全国合計で 4,366 床となる。
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