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【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (97 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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基礎資料が作成される。
・タスク・シフト/シェア及び ICT 化が進んでいる海外事例の検証、国内の実態との比
較により、新たな医療提供体制を導入するための課題、方策が整理される。
・オンライン診療の安全性と実効性の向上のための実施体制を検討し、医療資源が不足
している地域で、オンライン診療を活用した医療提供体制の維持が可能となる。

医療を担う人材の確保と養成の推進
・歯科衛生士が歯科医師の手順書に基づく歯科診療の補助行為を行うことが効果的と考
えられる具体的な業務が明らかになり、在宅歯科医療や医科歯科連携等が推進され
る。
・看護師向け特定行為研修の内容を見直し、修了者を増加させる。これによりチーム医
療の促進、タスク・シフト/シェアの推進等に寄与できる。
③ 医療の質及び医療安全の更なる向上
・患者の医療情報を電子的に連携するシステムを導入している医療機関において、その
システムの活用状況、業務プロセス、医療従事者の行動などが明らかとなる。
・臨床評価指標(質指標)の分析等を行い、医療の質を可視化できる。また、更なる質
評価の推進の観点から、国内の諸団体や国際的な質指標等について調査し、新たな質
指標の候補が提示される。
【期待されるアウトカム】
○ 持続可能で良質かつ適切な医療を効率的に提供できる、医療提供体制の構築
・令和 10 年度(予定)の「第9次医療計画に関する検討会」等において使用される、在
宅医療等に係る指針等の検討の基礎資料となり、在宅医療提供体制の構築の推進につ
ながる。
・第8次(後期)とそれ以降の医師確保計画の指針の策定に当たり、厚生労働省の検討
会等での基礎資料とすることで、医師確保に係る行政政策検討に活用できる。
・災害拠点精神科病院の運用や、DPAT の優良連携事例が示されることで、災害時の医療
提供体制の整備・構築を推進することができる。
・海外事例を踏まえて整理した課題等の情報を、医師の働き方改革においてタスク・シ
フト/シェア及び ICT 化を推進する基礎資料として活用する。
・適正なオンライン診療の実施を進めるための基礎資料として活用する。
○ 医療を担う人材の確保と養成の推進
・歯科衛生士の活用のための新たな制度の実現可能性の検討、ひいては、国民に必要な
歯科医療を提供する体制の整備につながることが期待できる。
・提言された教育方法の普及によって社会の変化に対応可能な看護実践能力の育成が可
能となり、質の高い看護職員の確保につなげることができる。
○ 医療の質及び医療安全の更なる向上
・患者の医療情報の電子的な連携システムの活用促進のための基礎資料として活用さ
れ、医療現場の業務効率化や医療の質向上等につなげていくことが可能となる。
・候補となった質指標を活用して、その算出・分析等を行うことで、医療の質の一層の
改善が期待できる。
(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】医療対話推進者の質向上と医療機関内の医療安全管理部門との連携に向けて
の研究(令和6年度終了)
【概要】平成 24 年に医療対話推進者の業務指針及び養成のための研修プログラム作成
指針が策定されて以降、多くの医療機関の職員が研修を受講し、院内で医療対話推進
者として業務を実践してきた。本指針の策定から 10 年以上が経過し、医療現場を取
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