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【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (32 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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研究事業名

がん政策研究事業

主管部局・課室名
健康・生活衛生局がん・疾病対策課
省内関係部局・課室名

当初予算額(千円)


令和5年度
610,842

令和6年度
610,842

令和7年度
597,037

実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
令和5年3月に閣議決定された「第4期がん対策推進基本計画」の全体目標として「誰
一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す。」ことが掲げ
られた。また「がん予防」、「がん医療」、「がんとの共生」が3本の柱として設定され、
がん研究はその基盤として位置づけられた。さらに令和5年 12 月に策定された「がん
研究 10 か年戦略(第5次)」も踏まえ、内閣府・文部科学省・経済産業省と連携し、が
ん研究を着実に前進させ、その成果を患者やその家族、医療従事者等に届けることによ
って、わが国のがん対策全体の一層の充実を図る必要がある。
【事業目標】
「がん研究 10 か年戦略(第5次)」を踏まえ、
「がん予防」、
「がん医療」、
「がんとの共
生」の観点に立ち、患者・社会と協働するがん研究を念頭において、がん対策に関する
さまざまな政策的課題を解決する研究を推進する。
【研究のスコープ】
①「がん予防」、
「がん医療」、
「がんとの共生」それぞれにおける以下の項目等に係る政
策課題の把握と解決に資する研究
・「がん予防」における、新たな技術の導入や検証方法、がん検診受診状況の把握

「がん医療」における、がんの特性、ライフステージ等に応じた医療提供体制の構築

「がんとの共生」における、がん患者やその家族等の経済負担を含む心理・社会的な
課題の解決
②「がん予防」、
「がん医療」、
「がんとの共生」の各分野の取組やがん対策全体の評価に
資する研究
【期待されるアウトプット】
がん検診については、受診状況の適切な把握方法及び新たな技術の検証方法等につい
て検討することにより、適切ながん検診の提案等の成果を得る。また、ライフステージ
等に応じたがん医療提供体制の構築に資する研究や、がん患者等の社会的な問題への対
応やライフステージに応じた療養環境への支援に資する研究等を実施し、多職種連携・
地域連携も含めた効率的かつ持続可能ながん医療提供体制の提案や効果的な介入プロ
グラムの開発等の成果を得る。
【期待されるアウトカム】
AMED の「革新的がん医療実用化研究事業」から得られる成果とあわせ、がん対策推進
協議会等において報告し、政策に反映させるなど、
「第4期がん対策推進基本計画」にお
いて3つの柱とされる「がん予防」、
「がん医療」、
「がんとの共生」の各分野のより一層
の充実を実現し、「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を
目指す。」を達成する。

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