【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (40 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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【課題名】「自身の健診結果等を個人が活用する際に必要な仕様に関する研究」
【概要】基盤となる標準的なシステムやフォーマットに係る研究、民間 PHR 事業者との
連携に係る実証等を行い、必要な提言を行う。
【成果の活用】国が提供する PHR サービスモデルの構築に活用する。
○生活習慣病管理分野
【課題名】「循環器病の危険因子や循環器病の再発・重症化予防の評価ツールの開発及
び臨床応用のための研究」
【概要】循環器病は再発・重症化しやすいことが知られているが、それらの明確な予防
方法は明らかではない。そのため循環器病の危険因子および死亡に関する大規模なデー
タベースを構築し、集団における循環器病による死亡予測モデル、ならびに発症後の再
発・重症化リスクの予測モデルの開発および検証を行う。
【成果の活用】第3期循環器病対策推進基本計画や第9次医療計画の策定指針におけ
る、全体目標の設定の見直し等の検討につなげる。
Ⅱ
参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画】(令和6年6月 21 日閣議決定)
Ⅴ.5.③ⅰ)生体・生活データを利用した予防・重症化予防・健康づくりの推進
国民の主体的な予防・重症化予防・健康づくり、データヘルスの推進のため、アプ
リやウェアラブル・デバイス等で把握する生体・生活データに基づき、食生活、運動、
受診のアドバイス等を通じ生活習慣の改善や病気の予防・重症化予防を図る実証プロ
ジェクトを実施する。その際、民間 PHR(Personal Health Record)サービスが提供
するライフログデータ(歩数や睡眠等)の標準化を進め、上記の実証プロジェクト等
の生体・生活データと連携して医療機関が受診勧奨や受診時の効率的な検査・診療に
活用できる環境を整備する。
【経済財政運営と改革の基本方針 2024】(令和6年6月 21 日閣議決定)
第2章 社会課題への対応を通じた持続的な経済成長の実現(抜粋)
(医療・介護・こどもDX)
医療・介護の担い手を確保し、より質の高い効率的な医療・介護を提供する体制を構築
するとともに、医療データを活用し、医療のイノベーションを促進するため、必要な支
援を行いつつ、政府を挙げて医療・介護DXを確実かつ着実に推進する。このため、マ
イナ保険証の利用の促進を図るとともに現行の健康保険証について 2024 年 12 月2日か
らの発行を終了し、マイナ保険証を基本とする仕組みに移行する。「医療DXの推進に
関する工程表」に基づき、
「全国医療情報プラットフォーム」を構築するほか、電子カル
テの導入や電子カルテ情報の標準化、診療報酬改定DX、PHRの整備・普及を強力に
進める。調剤録等の薬局情報のDX・標準化の検討を進める。また、次の感染症危機に
備え、予防接種事務のデジタル化による効率化を図るとともに、ワクチン副反応疑い報
告の電子報告を促し、予防接種データベースを整備する等、更なるデジタル化を進める。
当該プラットフォームで共有される情報を新しい医療技術の開発や創薬等のために二
次利用する環境整備、医療介護の公的データベースのデータ利活用を促進するととも
に、研究者、企業等が質の高いデータを安全かつ効率的に利活用できる基盤を構築する。
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