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【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (62 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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題である。本研究では、臓器摘出術・臓器移植術における人的資源等に関する現状のデ
ータを全国規模で収集し、課題の抽出、費用対効果等のシミュレーションによる検証を
行う。また、院内体制および移植実施施設間の連携強化に向けた指針や提言を作成する。
【成果の活用】厚生科学審議会疾病対策部会臓器移植委員会での議論における基礎資料
とする。また、院内体制で移植実施を辞退する現状を改善し、移植希望者へ確実に臓器
を届けるための体制構築に繋げる。
〈造血幹細胞移植分野〉
【課題名】新たな末梢血幹細胞採取法の普及による非血縁者間末梢血幹細胞移植の効果
検証および今後の活用に資する研究
【概要】末梢血幹細胞移植の採取において、令和4年から持続型 G-CSF が導入された。
G-CSF 製剤は末梢血幹細胞採取において、末梢血幹細胞の血液中への動員促進に用いら
れる薬剤である。本研究では、持続型 G-CSF の投与実績や成績などの実情を調査し、今
後の効果的かつ効率的な末梢血幹細胞採取および移植体制について検証する。
【成果の活用】厚生科学審議会疾病対策部会造血幹細胞移植委員会での議論における基
礎資料とする。また、今後の研究事業や診療報酬改定等の参考とする。



参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
・ 第3章 3.
(1)全世代型社会保障の構築。このほか、がん対策、循環器病対策、
難聴対策、難病対策、移植医療対策※、慢性腎臓病対策、アレルギー対策、依存症対策、
栄養対策、睡眠対策、COPD対策等の推進や・・・
※ 臓器提供数の増加を踏まえた移植のための医療提供体制の構築を含む。


他の研究事業(AMED 研究、他省庁研究事業)との関係
AMED の「移植医療技術開発研究事業」では、臓器・組織移植及び造血幹細胞移植に
ついて、提供者の意思を最大限尊重し、安全かつ長期的に良好な成績が期待できる新規
移植療法の開発、最適な移植療法の確立、及び効率的な移植実施体制の実現を目指して
いる。厚生労働科学研究は、AMED で開発された技術・解明されたメカニズムに基づき、
臓器や造血幹細胞の提供にかかる基盤整備並びに普及啓発やガイドライン作成等を実
施している。

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