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【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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た。
2 令和8年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】匿名レセプト情報等を用いた被保護者の健康課題に関する実態把握と効果的
な疾病予防・重症化予防等に資する研究 (令和7~9年度)
【概要】被保護者の健康管理支援に資する取組において、レセプト情報等を活用して詳
細な分析を行い、優先的に取り組むべき健康課題を把握する。その結果を基に、有用な
施策(対象者の選定方法、介入策等)を提言する。令和8年度においては、今年度に実
施する予備調査を基に、膨大な NDB データを用いた本格的な分析に着手することとして
いる。
【成果の活用】福祉事務所が行う業務の重点化・効果向上を図り、被保護者の健康増進
につなげること等を目指す。また、今後の生活保護制度見直しの検討の際の基礎資料と
して活用する。
【課題名】美容医療の適切な実施に係るガイドライン策定及び公的報告制度の報告項目
の適切性確立のための研究(令和7~8年度)
【概要】
「美容医療の適切な実施に関する検討会報告書(令和6年 11 月 22 日付け)」を
踏まえ、美容医療に関する関係学会等に対するヒアリング等の調査を行い、ガイドライ
ンの策定に加え、医療安全管理措置の実施状況等の報告・公表制度導入において対象と
すべき報告・公表の項目を明らかにする。令和8年度においては、今年度の成果を基に
発展的に調査・分析を行うため、より多くの研究を予定している。
【成果の活用】本研究の成果であるガイドラインを公表することにより、適切な美容医
療の実施に資する知見に対し医療機関等からのアクセスを容易にし、医療の質の向上に
繋げる。また、美容医療を行う医療機関等から都道府県等への報告・公表の仕組を導入
する際の検討資料として活用する。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】出産に係る妊産婦への総合的な支援並びに費用及び給付に関する研究
【概要】出産に係る経済的負担の軽減に向け具体的な検討を行うため、分娩取扱施設や
妊産婦等を対象に、妊産婦の状況、分娩に係る入院時の診療やサービス、費用の実態を
把握する。
【成果の活用】出産の経済的負担の軽減に係る新制度や妊産婦への支援策の検討に活用
する。また、「出産なび」の妊産婦等への普及状況を分析し、今後の拡充に繋げる。
【課題名】利用ニーズに基づく NDB 等の医療ビッグデータに係る層別化教育プログラム
の開発のための研究
【概要】匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)において多様化するユーザー(自
治体や民間事業者等)やユースケース(クラウド上の利用や他の公的 DB との連結解析
等)の状況を調査し、層別化した教育プログラムを開発する。
【成果の活用】関連学会と連携し、開発した教育プログラムを継続的に実施する。これ
により、地方自治体職員等を含むデータ利活用者の裾野の拡大等を図り、医療ビッグデ
ータ二次利用自体を推進する。また、教育プログラムを掲載する等のアドバイザリープ
ラットフォームの基盤整備や体制検討に反映させる。
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