【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (102 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
・業種別(建設業、製造業、陸上貨物運送事業、林業)の労働災害防止の対策・手法の
開発・提言
・労働者のメンタルヘルス等の健康確保の対策・手法の開発・提言、治療と仕事の両立
支援策の提案
・労働者の化学物質等による健康障害防止の対策・手法の開発・提言
【期待されるアウトカム】
・第 14 次労働災害防止計画に基づいた取組を通じた、労働災害の減少、労働者の健康
の確保
(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】治療と仕事を両立する患者に対する継続的な支援の実態と方策の検討(令和
4~5年度)
【概要】治療と仕事の両立支援を受けた労働者の追跡調査から、支援を継続する上での
課題とその対策について分析した。また、支援事例のデータベース構築から支援対象
者の特性(疾患、治療内容、業種、必要な配慮事項)を明らかにした。さらに継続し
た支援を行うための教育コンテンツとして、4種類のリーフレットを作成した。
【成果の活用】「事業場における治療と仕事の両立支援ガイドライン」の見直しのため
の資料として活用し、両立支援施策の検討資料として活用中である。
【課題名】転倒災害リスクの「見える化」に関する研究(令和7年度継続中)
【概要】高齢労働者の就業転倒リスクを可視化できる受容性の高い評価ツールの信頼
性、予測妥当性、外的妥当性、ユーザビリティを検証した。
【成果の活用】転倒リスクや腰痛リスクを見える化するツールの活用への周知を行う予
定である。
2 令和8年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】デジタル技術を活用した転倒災害防止手法の確立のための研究(令和6~8
年度)
【概要】
「転倒防止・腰痛予防対策の在り方に関する検討会」において、転倒による労働
災害防止に資する新たなテクノロジーを調査し、職場で普及を図るべきと提言され
た。本研究においては、転倒予測アルゴリズムの開発を経て転倒予防システムの開発
まで予定しており、概ね計画のとおり進捗しているが、転倒災害の増加に歯止めがか
かっていない現状に鑑みると、職場での対策に有効な、実用的な転倒予測アルゴリズ
ム及びそれを踏まえた転倒予防システムの開発が強く求められる状況となっている。
このため、職場で実際に発生している転倒パターン(年齢別・男女別・作業場別など)
に係るデータ収集を強化する必要があることから、増額を行う。
【成果の活用】転倒予測アルゴリズム開発及び転倒予防システムを開発し、転倒災害防
止のための技術の普及を行う。
【課題名】法学的視点から見た AI の活用に伴う現場管理上の課題と現状の労働安全衛
生法の法令上の課題に係る調査研究(令和7~9年度)
【概要】AI の活用が産業保健を含めた労働安全衛生にもたらすメリットとデメリット
の双方を明らかにした上で、現行法(解釈)の限界と改正の方向性を示すことを目的
102