【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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ル技術による統計作成の効率化・正確性向上と新たな統計の作成、デジタル化対
応が困難な報告者への配慮などを検討する。
【期待されるアウトプット】
・国際疾病分類第 11 版(ICD-11)に関する最新情報及び諸外国の ICD-11 導入状況を
踏まえたわが国への提言。様々な立場の利用者が ICD-11 コーディングを段階的に
習得しスキルアップできる教材の作成と、それを実現するための指導者育成の仕組
みづくり。
・保健・医療関連行為に関する国際分類(ICHI)について、日本に適した活用方法の
提案と、継続的な教育・普及のためのスキームの開発。
「ICHI online」日本語版の
作成及び国内での教育・普及のための研修会の開催。
・多様な職種にも対応できる国際生活機能分類(ICF)の評価セットの開発と、これを
普及するための教育資料(マニュアル)の作成。
・ICD-11 準拠の新たな統計基準に最適化・効率化された自動傷病符号付け方法の提言
と、統計結果の精度と継続性を考慮した疾病統計への影響の検証。
【期待されるアウトカム】
・厚生労働統計のデータの質の向上により、我が国の社会保障関係施策の企画立案や
課題解決に貢献する。
・国際統計分類の活用方法及び教育方法等についての知見を国際的に情報発信するこ
とにより、国際社会における我が国のプレゼンスを高める。
・厚生労働統計データや学術研究等に利活用される調査票情報等について、ユーザー
視点に立って、より使いやすい形で提供する。
・政府全体の公的統計の整備に関する施策の推進に貢献する。
・統計調査における医療機関等の報告者や集計者の負担軽減等を図る。
(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】ICD-11 の適用を通じて我が国の死因・疾病統計の向上を目指すための研究
(令和7年度継続中)
【概要】過去からの継続性、WHO 分類との整合性を勘案し、ICD-11 に対応した我が国に
おける統計基準の死因分類表案及び疾病分類表案を作成した。
【成果の活用】社会保障審議会統計分科会疾病、傷害及び死因分類部会等において、
「疾
病、傷害及び死因の統計分類」の改正の検討を行う際の基礎情報とした。また、医学
的分類として医療機関における診療録の管理等に活用されることが期待される。加え
て、厚生労働統計に ICD-11 準拠の統計基準が使われ国際比較可能性が向上すること
で、国際比較を通じて我が国の現状や課題を把握し、社会保障関係施策の企画立案や
課題解決に貢献する。
2 令和8年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】我が国における ICD-11 によるコーディングの普及・教育に資する研究(令
和7~9年度)
【概要】WHO の情報に基づく基礎資料の作成及び様々な立場の利用者に対応した学習の
教材を開発し、その教材を用いた教育研修の実施・評価を行う。また海外諸国の ICD11 導入状況と課題を調査し、我が国での本格適用に向け、円滑な適用のための提言を
行う。我が国でも令和 9 年度までに、WHO により 2022 年に発効された ICD-11 に準拠
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